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第1編 《人事行政》

【第3部】 平成21年度業務状況

第1章 職員の任用

第1節 採用試験

1 人材確保対策

行政課題が複雑・高度化する中で、公務への有為な人材の確保は、従来に増して重要な課題となっている。しかしながら、国家公務員採用試験の応募者数は、受験年齢人口の減少や民間企業の採用動向、専門職大学院の設置等に伴う公務への人材供給構造の変化、さらには公務及び公務員の不祥事に対する批判等の影響もあって減少傾向にある。このような人材確保上厳しい状況が続いている中で、各府省と協力して求める人材像や仕事の内容を発信するとともに、新たな人材供給源を開拓するために、以下のような積極的な人材確保活動を行った。

[表1-1]人材確保活動の実施状況
中央省庁セミナーの実施
 

人事院は、T種・U種試験の志望者等を対象とした中央省庁セミナーを、全国の主要都市において実施した。基調講演やパネルディスカッションに続いて、各府省が個別業務説明を行い、公務の魅力や各府省の求める人材などについて説明した。

イベントの参加者からは、「中央省庁というと少し壁が高い印象を持っていたが、今回直接職員の方々とお話しさせていただき、より身近な職業であるように感じられ、国家公務員として働きたいという意志が強まった。」などの声が寄せられた。

パネルディスカッション
霞が関OPENゼミの実施

人事院は、各府省と連携し、大学生、大学院生などを対象に、霞が関OPENゼミを実施した。霞が関OPENゼミとは、各省庁を開放して庁舎内を見学したり、職員の話を直接聞く機会を提供することを通じて、公務への理解と関心を深めてもらうことなどを目的としている。

 
 実施月日  平成21年9月17日(木)、18日(金)  平成22年3月4日(木)、5日(金)
 参加省庁  25省庁  25省庁
 参加者数  延べ7,332人  延べ7,608人
説明風景 総合案内所
霞が関特別講演の実施

人事院は、大学との共催により「霞が関特別講演」を実施した。その目的は国の行政や政策課題に対する学生の理解を深めると同時に、公務への関心や理解を深めてもらうことである。平成21年度は、春に、従前の東京、京都に加えて、新たに札幌、仙台、名古屋及び福岡で開催し、44講演を実施し、秋は、東京で25講演を実施した。

九州大学での講演

また、T種試験の受験者が官庁訪問を円滑に行えるよう、合格発表日翌日の平成21年6月24日から7月9日まで、人事院内に採用相談コーナーを開設するなど、受験者からの採用相談に対応した。


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