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第1編 《人事行政》

【第3部】 平成22年度業務状況

第1章 職員の任免

第1節 採用試験

1 人材確保対策

行政課題が複雑・高度化する中で、行政を支える多様で有為な人材の確保は、重要な課題である。国家公務員採用試験の応募者は、受験年齢人口の減少や民間企業の採用動向、人材供給構造の変化、更には公務及び公務員に対する批判等の影響もあって、中期的には減少傾向にあり、厳しい状況が続いている。

このような中、求める人材像や仕事の内容をより具体的かつ魅力的に発信するとともに、新たな人材供給源を開拓するために、各府省との連携・協力の下、積極的な人材確保活動を行った。

人材確保活動の実施状況

人事院は、Ⅰ種・Ⅱ種試験の志望者等を対象とした中央省庁セミナ−を全国の主要都市において実施した。基調講演やパネルディスカッションに続いて、各府省が個別業務説明を行い、公務の魅力や各府省が期待する人材などについて説明した。

また、Ⅰ種試験の受験者が官庁訪問を円滑に行えるよう、合格発表日翌日の平成22年6月23日から7月8日まで、人事院内に採用相談コーナーを開設するなど、受験者からの採用相談に対応した。

イベントの参加者からは、「大変参考になった。」「自分の進路、考え方を見直すことができた。」などの声が寄せられた。

中央省庁セミナーのパネルディスカッションの様子

中央省庁セミナーのパネルディスカッションの様子

人事院は、各府省と連携し、大学生、大学院生などを対象に霞が関OPENゼミを実施した。霞が関OPENゼミとは、各府省を開放して庁舎内を見学したり、職員の話を直接聞く機会を提供することを通じて、公務への理解と関心を深めてもらうことなどを目的としている。

 
実施月日 平成22年9月16日(木)・17日(金) 平成23年3月3日(木)・4日(金)
参加府省 25府省 25府省
参加者数 延べ 8,118人 延べ 5,759人

 

にぎわうOPENゼミの総合案内所

にぎわうOPENゼミの総合案内所

◎ 公共政策大学院生インターンシップ

公共政策大学院の学生が各府省の実際の業務を体験し、行政課題を研究することに協力するとともに、公務理解に資することを目的としている。(7月〜9月に実習、12月に発表会、6大学院から44人、16府省で実施)

◎ 法科大学院生インターンシップ

法科大学院の学生に行政実務に係る就業経験の機会を付与することにより、法科大学院が教育の一環として行うエクスターンシップに協力するとともに、公務理解に資することを目的として年2回実施している。

第3回は、平成22年7月〜9月に実習、6大学院から27人、11府省で実施

第4回は、平成23年2月〜3月に実習、7大学院から17人、9府省で実施

霞が関公共政策大学院生インターンシップ発表会の様子

霞が関公共政策大学院生インターンシップ発表会の様子

 

人事院は、公共政策大学院等と共催で、大学院生・大学生などを対象に霞が関特別講演を実施した。重要な行政課題について各府省の最前線で活躍する企画官級職員が講演を行い、公務への理解と関心を深めてもらうことなどを目的としている。

前期 北海道大学、東北大学、東京大学公共政策大学院、一橋大学、名古屋大学、京都大学公共政策大学院、九州大学で44講演実施、参加者数:延べ 3,265人
後期 東京大学、早稲田大学で26講演実施、参加者数:延べ 1,743人

 

霞が関公共政策大学院生インターンシップ発表会の様子

東京大学での霞が関特別講演の様子

 

● 自己を高める意欲と向上心のある人

● 柔軟性があり、国際感覚を備えている人

● 人間関係を円滑に築け、協調性のある人

● コミュニケーション能力の高い人

● 広い視野を持ち、行動力のある人

● 豊かな創造性と情熱のある人

● 分析力、洞察力の優れた人

公務員としては、これらに加えて、国民全体の奉仕者としての使命感や気概をもって行動する人などが求められています。

※募集パンフレットに「求められる人物像」を記載し、発信


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