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第1編 《人事行政》

【第2部】 公務員給与の決定過程 〜諸外国の実態と我が国の課題〜

第1章 諸外国の実態

第4節 フランス

3 給与以外の勤務条件をめぐる労使交渉の概要

● 2010年法改正により、労使交渉事項は、給与改定のほか、勤務条件や昇進等にも広がったが、交渉の義務付けはない。これらの事項は、従来から職場協議会でも協議されている。

● 従来から、給与以外の事項についての合意(議定書締結)はかなりの例がある。

● 予算、定員等は交渉事項外。

前述のとおり、2010年の法律改正により、給与改定以外に、「勤務条件と枠組み、キャリア形成、昇進、研修、福利厚生」などについても交渉を行い得ることが明文で規定された。その場合の仕組みは、給与改定の場合と違いはなく、交渉を行うか否かが当局の判断である点も、給与改定と同様である。

実際には、上記法改正前から、給与改定以外の事項についても交渉が行われ、議定書もかなりの頻度で締結されており、中には重要な勤務条件に係るものも含まれている。

他方、予算、定員等は交渉事項ではない。


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