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第1編 《人事行政》

【第3部】  平成24年度業務状況

第1章 職員の任免

第3節 任用状況等

1 平成24年度における採用状況

職員の採用は、公開平等の競争試験によることが原則である。採用試験に合格した者は、採用試験ごとに作成される採用候補者名簿(以下「名簿」という。)に記載される。採用に当たっては、人事院が、任命権者の求めに応じ、名簿を示し、各府省等の任命権者は、名簿に記載された者の中から面接を行い、その結果を考慮して採用(以下「試験採用」という。)することとなる。平成24年度中の名簿からの採用は、その大半が平成23年度に作成された名簿から行われている。

他方、教育職、医療職のように採用試験を実施していない官職及び原則として競争試験により採用することとされている官職のうち特別な知識、技術等を必要とする官職等については、競争試験以外の能力の実証に基づく試験の方法である選考による採用(以下「選考採用」という。)が行われている。

(1)採用候補者名簿からの採用
表1−3 採用候補者名簿からの採用等の状況
ア Ⅰ種試験名簿からの採用状況

Ⅰ種試験の名簿は3年間有効であり、旧年度名簿からの採用を含めた平成24年度の採用者数は549人で、前年度に比べ62人増加している。平成23年度から国家公務員の新規採用抑制が行われている中で採用者数が増加した背景には、「平成24年度の国家公務員の新規採用抑制方針」(平成23年6月17日閣議決定)における各府省の採用上限値は、平成21年度比で約3割の抑制となっているものの、東日本大震災への対応等から全体としては6,336人とされ、「平成23年度の国家公務員の新規採用抑制方針」(平成22年5月21日閣議決定)における同上限値5,333人と比較すると増加していることがあるものと考えられる。また、平成25年3月31日現在における採用候補者名簿の残存者数は111人となっている。残存者の中には、大学院修士課程等への進学等のため採用希望時期の延期を申し出ている者も多く含まれている(表1−3表1−4)。

表1−4 国家公務員採用Ⅰ種試験及び国家公務員採用総合職試験の年度別、学歴別の合格者数及び採用者数
イ Ⅱ種試験及びⅢ種試験名簿からの採用状況

Ⅱ種試験名簿からの採用者数は1,719人で、前年度に比べ95人増加し、Ⅲ種試験名簿からの採用者数は771人で、前年度に比べ53人増加している(表1−3)。採用者数が増加した背景には、Ⅰ種試験の場合と同様に、上記(1)アの平成24年度新規採用抑制方針における採用上限値が平成23年度の同上限値より増えたことがあると考えられる。

(2)採用試験に準ずる試験による採用

特許庁で採用する意匠学や農林水産省及び厚生労働省で採用する獣医学等の専門的知識又は技術を必要とする官職については、採用予定数が少ないこと等から正規の試験は行っていないが、選考の一形態として「正規の試験に準ずる試験」を行っている。試験の内容及び方法は、正規の試験とほぼ同様であり、人事院は、基礎能力試験問題の提供、専門試験問題の作成指導等の援助を行っている。

平成24年度においては、「総合職試験(院卒者試験)に準ずる試験」として獣医学区分、「総合職試験(大卒程度試験)に準ずる試験」として意匠学区分、「一般職試験(大卒程度試験)に準ずる試験」として畜産及び造船工学の2区分について実施した(資料1−20−1)。

なお、平成23年度に実施した「Ⅰ種試験に準ずる試験」により採用された者は16人、「Ⅱ種試験に準ずる試験」により採用された者は14人となっている(資料1−20−2)。


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