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第2編 《国家公務員倫理審査会の業務》

第1章 倫理の保持を図るための啓発活動等

2 職員の職務に係る倫理の保持のための研修


倫理審査会は、倫理法第11条第4号の規定により、職員の職務に係る倫理の保持のための研修に関する総合的企画及び調整を行うほか、自ら実施することが適当と認められる研修については、これを計画し、実施することとされている。

これを受けて、平成24年度においては、次のような施策を実施した。

(1)倫理制度説明会の実施

倫理制度の周知徹底等を目的として、各府省の本省の倫理事務担当者等及び地方機関の人事担当者等を対象とした倫理制度説明会を全国10か所において開催し、各府省における集合研修用倫理研修教材として開発した「研修教材パッケージ「公務員倫理」」のデモンストレーションを中心に、倫理法・倫理規程の説明を行った。また、平成23年3月に各府省等に対し「国家公務員倫理法の調査・懲戒手続マニュアル」を配付したことを踏まえ、調査及び懲戒手続の留意点等の説明を行った(参加者計585人)。

(2)公務員倫理セミナーの開催

各府省等の地方機関の職員、それらの職員と接する機会のある民間企業等を対象として、仙台市及びさいたま市において、公務員倫理セミナーを開催し、有識者による講演として、仙台市においては雪印メグミルク株式会社社外取締役の日和佐信子氏に、さいたま市においては東京国立博物館長の銭谷眞美氏にそれぞれ御講演いただいたほか、倫理審査会事務局職員による制度説明を実施した(仙台市:139人、さいたま市:172人、合計311人)。

(3)本省課長補佐級職員用の自習研修教材の開発・配付

平成22年度に幹部職員用、平成23年度に一般職員用の各自習研修教材を作成・配付したところであるが、平成24年度においては、実務の運営の中心的な役割を担う本省課長補佐級職員を対象として、倫理法・倫理規程についての理解の促進のみならず、広義の倫理、部下の指導、倫理的な組織風土の構築及び本省課長補佐級から対象となる贈与等報告書の詳細なルールなどを盛り込んだ本省課長補佐級職員用の自習研修教材「公務員倫理を見つめ直す」を作成し、各府省等に配付した。

(4)ケーススタディ用DVD研修教材の開発・配付

事例研究用教材として、最近問題となった事例、職員が判断に迷う事例や対応に困る事例をはじめ、通報制度の活用の推進に係る事例などを取り入れたケーススタディ用DVD研修教材(Vol.7)を作成し、各府省等に配付した。


日和佐 信子氏
(雪印メグミルク株式会社社外取締役)

銭谷 眞美氏
(東京国立博物館長)
公務員倫理セミナーの講演の様子(左:仙台市、右:さいたま市)

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