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第1編 《人事行政》

【第3部】平成25年度業務状況

第1章 職員の任免

第2節 採用試験

2 平成26年度採用試験の改善等

平成24年度から実施した新たな採用試験の結果を踏まえ、更なる改善や各府省からの要望を検討した上で、平成26年2月に平成26年度国家公務員採用試験の施行計画を公表した。

具体的な見直し内容は、以下のとおりである。

(1)インターネット申込の拡大

ア 院卒者試験及び大卒程度試験

院卒者試験及び大卒程度試験については、上記のとおり平成25年度におけるインターネットによる申込者の割合が90%を超えたことを踏まえ、採用試験の申込手続の在り方について検討を行い、平成26年度以降は、総合職試験及び一般職試験(大卒程度試験)に加え、専門職試験(大卒程度試験)の7種類についてもインターネットによる申込を原則とした。

イ 高卒者試験等

一般職試験(高卒者試験)等の高卒者試験等については、高等学校等の関係者を対象にインターネット申込への普及活動等を行い、インターネット申込への誘導を図るとともに、平成26年度試験では、郵送等による申込受付期間を短縮することとしている。

(2)採用試験における出題・実施誤り等の防止

平成25年度採用試験で発生した誤りを厳しく受け止め、試験問題作成における誤りを防止するための業務研修会の実施、試験問題の確認体制強化、試験官実施事項の改善等の再発防止策を講じた。

答案の紛失が発生した航空保安大学校学生採用試験は、試験実施事務等を当該試験により職員を採用する予定の府省に委託して行っている試験の一つであり、このような試験の総合的支援体制として、事前研修への人事院職員の派遣、各府省職員の実地研修、試験関係チェックリストの拡充、委託試験当日の人事院職員の派遣等の再発防止策を講じた。

今後、採用試験における誤りを起こさないよう職員の意識の徹底を図り、適切かつ確実な実施に努めていくこととしている。

(3)出題分野の見直し

外務省専門職採用試験について、オランダ語、ウルドゥ語及びヒンディー語を選択する者が少なく、これら3か国語に係る専門職員は部内育成により確保していること等から、これら3か国語を平成26年度の採用試験から外国語試験の出題分野から削除する人事院公示の改正を行った。

また、航空保安大学校学生採用試験、海上保安大学校学生採用試験、海上保安学校学生採用試験及び気象大学校学生採用試験については、数学、物理及び化学が出題分野として定められているが、平成21年3月に高等学校学習指導要領が改訂され、数学及び理科については、平成24年度に高等学校に入学した生徒から改訂後の学習指導要領(以下「新課程」という。)に基づく教育が実施されており、平成26年度の採用試験から新課程に基づく数学及び理科の教育を受けた高校生が受験資格を有することを踏まえ、平成26年度の採用試験の実施に向けて、新課程に対応した出題分野とするべく人事院公示の改正を行った。


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