平成19年度における国家公務員の苦情相談の概要


平成20年7月11日
公 平 審 査 局


 人事院では、一般職非現業の国家公務員の勤務条件や職場におけるいじめ・嫌がらせ等の人事管理全般に関する悩みや苦情について広く相談に応じている。
 平成19年度に受け付けた苦情相談件数は1,175件であり、ここ数年は千件を相当上回る水準となっている。人事院へ苦情相談が寄せられる背景としては、職場の人間関係が以前と比べて希薄・疎遠になってきており、職員が相談しようとしても必ずしも相談しやすい職場環境となっていないことや、相談内容からみていわゆるパワハラに関する相談などについては中立第三者機関である人事院に対してならば相談しやすいという事情があるものと考えられる。


苦 情 相 談 の 概 要
 ここ数年、千件を相当上回る水準(図1)
 平成19年度に受け付けた苦情相談件数(延べ件数)は1,175件であり、前年度の1,227件に比べ52件(4.2%)減少しているが、ここ数年は千件を相当上回る水準となっている。新規相談件数でみても735件であり、過去2年と同水準である。
 
 パワハラ、パワハラ以外のいじめ・嫌がらせなどの人間関係に起因する相談件数は2割(図2)
 新規の苦情相談735件を内容区分別に見ると、「転任、辞職等関係」177件(24.1%)、「勤務時間、休暇等関係」162件(22.0%)、「給与関係」93件(12.6%)、「健康安全等関係」92件(12.5%)、「パワハラ」73件(9.9%)、「パワハラ以外のいじめ・嫌がらせ」49件(6.7%)、「セクハラ」27件(3.7%)、「その他」52件(7.1%)などとなっている。(苦情相談事例(PDF形式/148.0KB)
 
 新規相談件数が10件以上の府省は10府省(図3)
 苦情相談が多いのは職員数が多く地方出先機関を抱える府省庁であり、新規の苦情相談735件を府省別に見ると、法務省が139件(18.9%)と前年度に引き続き最も多く、以下、国土交通省113件(15.4%)、厚生労働省105件(14.3%)、社会保険庁75件(10.2%)、国税庁38件(5.2%)、農林水産省34件(4.6%)と続いている。
 
 女性からの相談が1/3(図4)
 新規の苦情相談735件を男女別に見ると、男性461件(62.7%)、女性244件(33.2%)となっている。
 
 電話による相談が5割以上(図5)
 新規の苦情相談735件を申出方法別に見ると、電話406件(55.2%)、電子メール235件(32.0%)、面談56件(7.6%)、手紙38件(5.2%)となっている。
 
 相談に関する制度等の説明や問題解決に向けての助言を行ったものが8割以上(図6)
 新規の苦情相談735件を処理状況で見ると、事情を聴取の上、相談に関する制度等の説明や問題解決に向けての助言を行ったもの633件(86.1%)、当局に申出内容を伝えたり調査を申し入れたもの76件(10.3%)、その他26件(3.5%)となっている。
  
参考:人事院における苦情相談処理の流れ(PDF形式/156.0KB)
  
図1〜6はこちら(PDF形式/400.0KB)

                                                                          以  上

  


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