平成20年度における国家公務員の苦情相談の概要


平成21年7月14日
公 平 審 査 局


 

人事院では、一般職非現業の国家公務員の勤務条件や職場におけるいじめ・嫌がらせ等の人事管理全般に関する悩みや苦情について広く相談に応じている。
 平成20年度に受け付けた苦情相談件数は1,234件であり、同17年度以降、約1,200件から1,300件の水準で推移している。
 人事院へ苦情相談が寄せられる背景としては、職場の人間関係が希薄、疎遠となる傾向にあること、職場における「ゆとり」が乏しくなっており、相談者として期待される管理者も十分な役割を果たす余裕がなくなってきていること、近年の人事管理上の改革・施策の実施(給与構造改革、分限処分指針発出等)に伴い、新たな内容の相談が生じていること、職場外での相談を希望する内容の相談(パワハラ・セクハラ等)が増加傾向にあることなどが考えられる。

苦 情 相 談 の 概 要
 平成17年度以降、約1,200件から1,300件の水準、新規相談は緩やかな増加傾向(図1)
 平成20年度に受け付けた苦情相談件数(延べ件数)は1,234件(前年度比5.0%増)で、平成17年度以降、緩やかな増減はあるものの、約1,200件から1,300件の水準で推移。新規相談件数で見ると783件(同6.5%増)であり、近年緩やかな増加傾向。
 
 パワハラ、その他のいじめ・嫌がらせなどの人間関係に起因する相談件数は2割(図2)
 新規の苦情相談783件の内容区分別の構成比を見ると、「勤務時間、休暇等関係」22.9%、「転任、辞職等関係」21.8%、「給与関係」12.5%、「健康安全等関係」11.4%、パワハラ及びそれ以外のいじめ等並びにセクハラの合計の構成比は21.3%。(事例は6ページ参照)(苦情相談事例(PDF形式/107.0KB)
 
 給与法適用職員の全省平均千人率1.84を上回る府省は6府省(図3)
 新規苦情相談の件数が10件以上である府省毎の千人率を見ると、全省平均千人率1.84を上回る府省は6府省であり、内閣府5.12、社会保険庁3.20、法務省2.59、厚生労働省2.58、国土交通省1.95、経済産業省1.85と続く。
 
 女性からの相談が1/3(図4)
 新規の苦情相談783件を男女別に見ると、男性507件(構成比64.8%)、女性248件(同31.7%)。給与法適用職員からの相談件数の割合を見ると、女性職員からの相談の割合の方が高い。
 
 非常勤職員からの新規相談は前年度比25%増(図5)
 非常勤職員からの新規相談は99件(前年度比25.3%増)であり、相談内容別の構成比を見ると、パワハラ及びそれ以外のいじめ等並びにセクハラの合計が約3割であり、任用更新等の相談と合わせて約6割を占めている。
 
 電子メールによる相談が1/3(図6)
 新規の苦情相談783件を申出方法別に見ると、電話411件(構成比52.5%)、  電子メール259件(同33.1%)、面談64件(同8.2%)、手紙49件(同  6.3%)となっている。
 相談に関する制度等の説明や問題解決に向けての助言を行ったものが8割以上(図7)
 新規の苦情相談783件を処理状況で見ると、事情を聴取の上、相談に関する制度等の説明や問題解決に向けての助言を行ったものが全体の82.4%、当局に申出内容を伝えたり、調査を申し入れたものが11.1%となっている。
  
参考:人事院における苦情相談処理の流れ(PDF形式/141.0KB)
  
図1〜7はこちら(PDF形式/32.5KB)

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