What's 人事院(じんじいん)


 人事院は内閣の所轄の下に置かれ、国家公務員の人事管理を所掌する、
政府からの強い独立性を認められた行政機関です。

 人事院の役割としては、公務員人事管理の中立性、公正性を確保し、
行政に対する国民の信頼に寄与すること、労働基本権制約の代償として、
労使関係の安定と公務員給与等に対する国民の納得に寄与すること、
及び人事行政の専門機関として、情勢に的確に対応した施策を推進し、
信頼される効率的な行政運営に貢献すること、があります。


(次に視覚に訴えると)

大まかに行政機関を示すと下の図のようになり、財務省や外務省、
文部科学省といったなじみのある名前が目に付きます。

ちょっと戻って、内閣から伸びる(点)線をたどると・・・ありました。「人事院」

「行政機関組織図」

では、人事院の中身を示す言葉を拾ってみましょう。 


○ 国家公務員法
 

業務を進める際によりどころとするのは日本国憲法ですが、より日常的に接するのは「国家公務員法」になります。
その中身については、実際に国家公務員法を第1条から読んでいただくしかありませんが、かいつまんでみると・・・。
その第1条には国家公務員のあるべき姿として「・・・職員がその職務の遂行に当たり、最大の能率を発揮し得るように、民主的な方法で、選択され、且つ、指導さるべきことを定め・・・」といった理念が書かれています。
さらに、細かい規定については人事院が定める「人事院規則」があります。
また、国家公務員法は人事院という行政組識の存在根拠ともなっています。

○ 目的

人事院の活動の目的とは、前述の国家公務員法の第1条にある「国民に対して公務の民主的かつ能率的な運営を保障すること。」と考えられます。
公務員ひとりひとりが公務にたずさわるにあたって、深く心に刻みたい言葉です。

○ お客様

人事院は、国家公務員である職員1人1人を、または各省庁(の人事担当部局)を相手に、日々国民の皆様のために、よりよい公務サービスの提供を願って、人事面からのサポート等を行っています。各省庁は、国家国民の最大限の幸せのために、業務を遂行していると考えられますので、我々人事院のお客様は、直接的には国家公務員及び各省庁人事担当部局。そして、究極的な意味においては・・・
国民の皆様おひとりおひとりとなります。

○ 体格

全国で約700名の組識であり、中央省庁中でははやや小柄ではあるが、引き締まった体格ともいえます。人事官3名(うち1人が総裁)が(狭い意味の)人事院をしめします。(狭義の)人事院をはじめとして、霞ヶ関の本院(民間における本社)、全国9つの地方事務局(所)、及び公務員研修所(埼玉県入間市)があります。各地方事務局(所)は、全国を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、及び沖縄のブロックに分けてそれぞれの地域を管轄しています。組織・人員等から見れば、決して大所帯とは言えません。当九州事務局でいうとわずか18名で南は奄美諸島、北は対馬まで、各種業務で、九州内(沖縄を除く)を飛び回っています。

○ 人事院(給与)勧告


「人事院」と聞いて連想する言葉としては、多くの方が「勧告」と答えるほど、業務の大きなウエートを占めています。
内容的には、国家公務員の給与水準と民間企業の水準を比較して、較差を調整するように内閣と国会に対し、給与の改定等を勧告することです。近頃は給与の勧告にあわせて、休暇制度や公務員倫理問題にまで及ぶ幅広い報告も行われています。

○ 国家公務員採用試験

学生の方々には、「国家公務員採用試験を実施している役所」というイメージが強いかもしれません。採用試験のPR活動をはじめとして、受験申込み、試験の実施、合格者の決定、採用事務の促進、受験者の採用相談等も行っています。
ちなみに、国家公務員採用試験は
受験料無料ですのでふるって、挑戦してみてください。詳細は、「試験情報」を見てください。

いかがでしょうか?
「人事院に少しでも親しみを持っていただける」ということを願いつつ終わります。