職 員 紹 介
  
         
吉田慎之介   田中 健巧   野田 真也
   
防衛装備庁 調達管理部 調達企画課   防衛装備庁 電子装備研究所 電子対処研究部 電子戦統合研究室 主任研究官   海上自衛隊 佐世保造修補給所 武器部 誘導武器科
平成24年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)   平成22年採用 防衛庁Ⅰ種(電子)    平成26年採用 一般職(電気・電子・情報) 
 
         
鶴田 将之   村田沙織   甲斐洋平
   
南関東防衛局調達部土木課   陸上自衛隊 駒門駐屯地業務隊 管理科 営繕班   沖縄防衛局調達計画課・課長補佐
平成28年採用 一般職(大卒)   平成26年採用 一般職(建築)    平成17年採用 防衛庁職員採用Ⅰ種試験(土木)
  

  
吉田慎之介
 
防衛装備庁 調達管理部 調達企画課
 
平成24年採用 Ⅰ種(理工Ⅰ)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
航空宇宙工学
 
◇ 志望動機は?
 航空宇宙に係る研究を行って行く中で、日本の航空宇宙産業の発展に携わる仕事がしたいと考えるようになりました。民間企業に務め、設計等で直接研究で得た知識を活用することも考えましたが、より産業全体への影響力を持つ官側の仕事に興味を持つようになり、特に航空宇宙産業と関わりの大きい防衛省を志望しました。(元々軍用機も好きだったので。)
 防衛の分野は、安全保障に携わるという、公務員としての大きなやりがいがありそうであったこと、また、民間とは全く異なる用途、要求などもあり、技術的にも興味をそそられる点が多かったことも志望動機となりました。 
 
◇ 採用後の経歴は?
 防衛省には工学系の採用区分として、装備系の行政職と研究職があります。そのうち、私は行政職として入省し、現在で5年目となります。2年目以外は装備品(自衛隊で使う航空機など)や防衛産業に関わる仕事をしています。新たな航空機を自衛隊に導入する事業や、他国へ資材の供与、契約に係る規則や制度など、幅広く装備品の近くで仕事をしています。ただし、直接専門を活かしての研究開発などを行っているわけではなく、ユーザーである各自衛隊が活動を行うために必要な装備、環境を整えるべく、予算や法制度、または国民の皆さんの理解を得るための支援をしています。
 また、2年目は、まったく技術とは関係のない部署で、人事に関わる法律の改正や制度に携わっていました。元々工学部で法律にはあまり触れたことがなかったため、目にすることが全て新しく、とても新鮮で楽しく働くことができました。
 3年目には防衛省で実施する英語研修があり、それ以降は英語を使う仕事が多くなっています。特に対米調整や交渉が多く、会議や出張などの機会も多くあります。留学経験こそまだありませんが、入省時よりも確実に英語力は上がった気がします。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 現在、私が携わっている業務には、米国の機関とのやりとりが必要なものが多くあります。米国からは多くのものを買っており、その契約制度のような部分ではお互いの制度をわかった上でやりとりを行う必要があるためです。米国からの調達が円滑に進み、自衛隊の運用に支障が出ないようにするために、日々米国防省の方々と仕事をしています。時には米国に出張することもあり(ペンタゴンです!)、直接相談したり交渉したりしています。米国では予算の制度から契約の制度、事業の管理の方法など日本と異なる点ばかりであり、日本として学ぶことがとても多いと感じています。
 現在は制度に関わっていますが、以前米国からの航空機導入事業に携わっていた時には、直接米空軍の基地に視察に行き、運用方法を教えてもらいにいったり、同じ機体のユーザー国が集まる国際会議に参加したりもしていました。
 海外との仕事の話が多くなってしまいましたが、当然国内の契約制度やプロジェクト管理に関わる業務も行っており、日々調達の場面から、装備品の効率的や取得になにか貢献できることがないか考えたり、また国会対応なども行っています。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 自衛隊の使用する装備品については、航空宇宙関連のものだけではないため、全ての業務に専門性が活かせる訳ではありませんが、理系として得た知識は業務を行う上では欠かせない貴重な背景知識だと感じています。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 防衛分野では、時に民間分野よりも進んだ技術に触れる機会も多く、日本として導入したことのない技術を初めて導入することがあります。そういった際には当然、法制度や国民の皆様の理解など、超えるべきハードルも高いことが多いのですが、自らが導入に携わった装備品が、日本の国土等を守ることに使われ、安全保障上の役割を果たすことを考えると、それはとても大きなやりがいになると感じています。私自身が導入に携わった航空機は、まだ日本の空を飛んでいませんが、それが導入され、国防の一端を担うことになることをとても楽しみにしています。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 入省後しばらくは自分はドメスティックな仕事を中心に生きていくことをなんとなく想像していましたが、今では海外の人々と仕事をすることが多く、そんな自分にふと気がつくと少しだけおもしろく感じます。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 国家公務員の仕事は確かに負荷が高く、かつ、仕事での拘束時間が長い面があります。ましてや防衛省は国防を担う省ですので、多少の変則的な勤務は避けられない部分があります。しかし、私はその分仕事以外の部分について特に大切にしたいと考えており、平日も帰れる日はできる限り早く帰り、自宅で夕食をとるようにしています。休日も妻と過ごしたり趣味の時間をしっかりと確保しています。
 
 (平成28年11月)

  
田中 健巧
 
防衛装備庁 電子装備研究所 電子対処研究部 電子戦統合研究室 主任研究官
 
平成22年採用 防衛省Ⅰ種(電子)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
電子工学
 
◇ 志望動機は?
 自分の仕事の成果が、実際の装備品といった具象化された「物」になり、使用されるということは技術者として大変魅力のあることだと思いました。そして、自分の携わる「物」が国防といった大変重要な役割を担えること、国の重要な施策に技術の面から貢献出来ることも魅力を感じました。
 また、大学・大学院では理工学に関して研究してきましたので、自分の有する知識や技術を活かせることをライフワークにしたいと思ったことも防衛装備庁の研究職技官を希望した理由です。
  
◇ 採用後の経歴は?
 平成22年度に採用された後、電子装備研究所に配属され、電子装備品に関連する研究開発業務に携わってきました。電子装備品は、陸・海・空全ての自衛隊に必ず装備されるもので、レーダ、通信、光波センサと多岐にわたることから、様々な知識を必要とされています。
 現在は、特に「電子戦」と呼ばれる、レーダ等の電磁波に関連する事業を担当しています。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 職場の電子装備研究所では、将来の自衛隊の装備品の機能・性能を向上させるために様々な研究開発を実施しています。事業初期のフェーズでは、装備品として適切な機能・性能を実現するための全体設計を行います。現在私が担当している事業は現在このフェーズで、日々非常に難解な数式を追ったり、設計の妥当性を検討していています。
 また、事業終盤での研究開発中の試作品の評価試験にも参加してきました。この評価試験は、場合によっては数ヶ月以上の長期間に亘るほど大規模になることもあり、多くの関係者が参加するため、所要のデータを効率的に取得するため、特にチームワークが大切になります。
  
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 大学では、電子工学を専攻していました。当時、特にナノテクノロジーに関する研究を行っていましたが、この時得られた専門性は、現在の仕事では残念ながら活かされていません。しかし、大学で研究するにあたって得た数学、物理学、プログラミングなどの知識・技能は、今の仕事でも大きく役に立っています。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 苦悩の毎日ですが、多くの方と協力しながら、徐々にプロジェクトが形になっていく様子を感じられることが仕事のおもしろさです。
 自分の担当している事業が新聞等で紹介された時には、大変うれしく思いました。

 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 まだまだ未熟な自分を反省する毎日ですが、事業を進行していく中で技術的な知見を深めたり、関係部署との調整を重ねて、少しずつ事業が前進していることが感じると、自分の成長を実感できます。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 平日の帰りが遅いので、休日にはたまった家事をします。その後、ジムやテニスなどに出かけます。「休む」ではなく、アクティブに動くことを心がけています。
 
 (平成29年12月)

  
野田 真也
 
海上自衛隊 佐世保造修補給所 武器部 誘導武器科
 
平成26年採用 一般職(電気・電子・情報))
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
電気電子工学
 
◇ 志望動機は?
 私は長崎県佐世保市出身ということもあり、護衛艦を見る機会が多く、自衛隊には以前から興味がありました。その中で、安全保障に関して正面から相対している海上自衛隊に関心を持ち、そして艦艇に技術面から携わることができるこの職種を知り、防衛省を志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 平成26年4月に採用され、海上自衛隊呉造修補給所に配属されました。護衛艦等の艦艇で実施される定期的な検査や修理等に関する仕様書を作成し、監督官業務にあたることが造修補給所武器部の主な業務です。各造船所や専門業者工場へ検査立会のために訪れたり、艦内で立会・監督を実施したりしていました。
 平成28年1月から、ニュージャージー州にある米海軍の施設にて行われる「あたご」型護衛艦のBMD改造に伴う監督官・検査官要員養成の研修に参加するため、半年間、米国留学に行かせていただきました。
 そして平成29年4月に海上自衛隊佐世保造修補給所に異動し、前配置と同様の業務を行っています。同様とはいえ、佐世保と呉では在籍艦艇の種類や数などが異なりますので、日々悪戦苦闘しながら業務に取り組んでいます。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 艦艇乗員からの要望を聴取するなどして工事内容を決め、その内容に沿った工事仕様書を作成し、契約した専門業者の修理作業を監督することが、基本的な業務です。工事を実施する際には、艦艇乗員や関係他部隊、専門業者等、各所と綿密な調整をしなければなりません。規模の大小に関わらず、一つの工事を滞りなく進められるかどうかは、我々の技量次第と言っても過言ではありません。
 私の所属する武器部誘導武器科では、艦艇搭載の銃砲や射撃指揮装置など、主に射撃に関する機器を所掌しています。それらの機器を定期的に整備し、故障の発生をできるだけ減らすことを常に目指しています。
  
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 仕様書の作成や艦艇搭載機器の故障対応に際して、時には取扱説明書を読み込んだり、時には艦艇の図面や系統図を広げたりしながら、今後の処置を検討します。機器の知識は入省後にしか身に付けることができませんが、作動原理自体は工学分野として一般的なものが殆どです。そのため、図面等を読み解く際は学生時代に学んだ知識が生かされています。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 出張で他部隊や専門業者工場を訪れた際は、様々な方とお話しする機会があります。その中で今後の自衛隊としての課題や防衛産業の動向をうかがい知り、そして考えられることが、この業種の面白みではないでしょうか。
 艦艇の突発的な故障には、速やかに対応しなければなりません。修理するための課題をいくつか解決し、期限までに無事復旧させることができた時には、やり甲斐を感じます。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 入省したての頃は右も左も分からず、何が分からないかが分からない状態でした。例えば仕様書を一つ作るにしても、まずどこから手を付ければいいのかが見当もつきませんでした。今では何が分からないかを把握し、どこを調べれば分かるかを理解できるようになっていることが、成長した点だと思います。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 平日は仕事に集中しており、退庁後の時間に多くを割けない分、休日でしっかりリフレッシュするよう心掛けています。自転車を走らせたり、少し足を延ばしてその土地ならではの場所(観光地や食事処など)に赴いたりしています。様々な土地を渡り歩くことができるのも、全国転勤の良い所だと思います。
 
 (平成29年12月)

  
鶴田 将之
 
南関東防衛局調達部土木課
 
平成28年採用 一般職(土木)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
土木工学
 
◇ 志望動機は?
 スケールの大きな仕事ができるという点で国家公務員になりたかったこと、また業務説明会で採用担当者の方のお話がポジティブな点だけでなく、ありのままの業務内容等についてお話してくださり、業務説明会後に唯一印象に残っていたのが地方防衛局だったからです。
  
◇ 採用後の経歴は?
 平成28年4月に南関東防衛局に採用されてから神奈川県内の自衛隊・在日米軍施設の維持管理のため、各種工事や業務の仕様書作成や積算等の工事監督官業務を全般的に行っています。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 工事や業務を実施するにあたり、積算、図面作成や自衛隊、在日米軍関係者や施工業者との調整等を行います。また、工事期間中は現場確認のため、工事監督官として現地に赴きます。工事や業務の計画・発注から完成まで一連の仕事を担当しています。
  
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 現在私が担当している監督官業務の中に、海上自衛隊厚木飛行場の駐機場舗装工事があります。車両よりはるかに重い航空機が離着陸するため、一般的な道路舗装に比べ、特殊で高度な施工条件が求められます。そのような施工条件について、部隊や施工業者と調整する際に、大学で学んだコンクリート工学や土質力学の知識が役立っています。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 工事監督官の業務は、新しく学んだ事を別の機会ですぐに活用することができ、活用できた際には、やりがいや達成感を感じます。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 1年目は、書類整理や議事録作成の仕事を通して職場に慣れ、2年目は工事監督官という自覚をもち、発注業務や設計変更業務等、監督官業務を全般的にこなしています。また、12月に行われた会計実地検査では、会計検査院の質疑に答える場面があり、自分なりに成長を実感しました。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 平日は、どんなに忙しくても週に一度仕事帰りに優しい先輩方に甘え、飲みに連れて行ってもらいます。休日は、昼間に大好きな洋服を探しに都内を散策し、夜に飲みに行くことが多いです。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 もっと就職活動をしている学生さん達に防衛省の仕事内容や職場の様子を積極的にありのままにPRしていければと考えています。
 
 (平成29年12月)

  
村田沙織
 
陸上自衛隊 駒門駐屯地業務隊 管理科 営繕班
 
平成26年採用 一般職(建築)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
建築
 
◇ 志望動機は?
 就職活動を始めた当初は「公務員になりたい」という漠然とした思いだけでした。防衛省の業務説明会に参加した際に「防衛省は人を大切にする組織です。」という説明を受けました。初めての就職に不安を感じていた私はそのような温かみがある組織に魅力を感じました。また、建築の知識を生かした仕事ができるという説明を受け、防衛省を志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 平成26年入省以来、国有財産に関する記録整備や各種報告業務、駐屯地施設の維持管理のため、工事・役務の仕様書作成、積算及び監理業務を行っています。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 工事及び役務を実施するにあたり、現地確認や必要があれば測量を行います。CADによる仕様書の作成・積算、工事中は監督官として仕様書通りに施工されているか現場確認を行います。工事の計画、発注から完成まで一連の仕事を担当しています。
  
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
  工事の仕様書作成、積算及び監理業務には建築の知識が必要となり、大学で学んだ建築構造や法規などの知識を施工方法の検討や整備計画のために生かされています。しかし、工事や役務には電気やボイラーなど様々な分野の専門知識を必要とするため、上司に指導していただきながら日々勉強し業務に取り組んでいます。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 大学で得た建築の専門知識が工法や法令等の実業務として生かされることに面白みを感じます。また災害派遣等で活躍している自衛隊員の姿を見ると、自分の仕事は国防につながっていると感じます。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 初めて工事の仕様書及び積算を自分一人で作り上げたときは自分の成長を感じました。しかし、反省すべき点も多々あったので、それを次の工事に生かせるように改善策を考えています。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 休日はなるべくリラックスするように心掛けています。異動により様々な土地に行くことができるので、色々な土地のグルメやレジャーを楽しむことができます。私が住んでいるところから近傍の温泉や漁港などに足を運び、休日を満喫しています。
 
 (平成29年12月)

  
甲斐洋平
 
防沖縄防衛局調達計画課・課長補佐
 
平成17年採用 防衛庁職員採用Ⅰ種試験(土木)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
資源開発工学
 
◇ 志望動機は?
 防衛省の最大の魅力は、業務の幅の広さにあると言えるのではないでしょうか。飛行場施設や港湾施設といったなじみのあるものから、ペトリオットミサイル発射施設や情報収集のためのレーダー施設など米軍や自衛隊ならではのものまで、建設対象の施設が幅広いだけでなく、PKOに取り組むためにイラクや南スーダンに派遣されたり、米軍と交渉したりと、他の省庁では経験できないであろう様々な仕事ができるところに魅かれました。学生時代当時、不審船事件、弾道ミサイル発射等の安全保障に関わる事案が発生しており、漠然と安全保障に関心を持っておりました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 本省勤務:航空自衛隊PAC-3部隊の市ヶ谷における展開基盤等の整備プロジェクトの立ち上がりを受けて、プロジェクトチームの工事担当として工事計画の作成等に従事
 地方勤務:岩国飛行場滑走路沖合移設事業に工事監督官として従事し、完成を迎える
 出向(内閣府):米軍基地返還後の跡地利用を推進するための法律の改正にあたり、法律改正原案の作成等に従事
 留学(英国):建設マネジメントコース修了
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 現職の沖縄防衛局調達計画課では、主に米軍施設の建設プロジェクトのとりまとめを行っています。工事の進捗状況を本省に伝えたり、マスコミからの問合せに対し、速やかに回答を準備したりと、日々刻々と変わる現場の状況をいかに正確に把握するのかが私の重要な役割です。自分の目でも現場を確認しておきたいので、週に1回は、現場に足を運ぶようにしています。また、在日米軍との調整も私の重要な仕事の一つです。
  
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 私たち防衛省技官は、土木や建築、機械、電気などのそれぞれの専門分野の知識を活かして、実現性のある工事工程の作成、工事費の算出など様々な業務を行っており、これら業務には高い専門性が求められます。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 例えば、米軍施設の建設プロジェクトにおいては、国内法令を守ることはもちろんのこと、米軍から、より厳しい基準を求められることもあります。加えて、関係自治体の要望も可能な限り叶えなければなりません。その他、複数年にわたる大規模プロジェクトでは、完成までの間に安全保障環境が変化し、大幅な計画変更を求められることも。このように毎回複雑な課題に直面し答えの見えない難解なプロジェクトを実現させることが、この仕事の最大のやり甲斐ではないでしょうか。
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 とにかくチームプレーが重要な職場なので、周りの人がどうしたら仕事がやりやすくなるか、といったことを第一に考えられるようになったことが一番成長した点かもしれません。日本人の美徳である献身性は、省庁の仕事に必要不可欠です。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 地方勤務もある仕事ですが、各地方の魅力を満喫することが楽しみなので、転勤も悪くないですね。また、いつ転勤になっても後悔しないようにという発想から、週末はなるべく家族と出かけるようにしています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 海外では既に公共事業でも活用されているBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)は、日本でもその推進に向けた取組が進められていますが、多数の利害関係者との調整やスピード感を持った対応を求められることが多い防衛省の建設プロジェクトにとって、その導入のメリットは数多くあります。今後更に増えていくであろう複雑なプロジェクトを確実に遂行するためにも、こうした最新IT技術を積極的に導入できるような環境整備にも力を入れていく必要があると感じています。 
 
 (平成28年12月)