職 員 紹 介
  
         
丹代卓也   馬場祐介   植村恵子
   
気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課 調査係長   気象庁 観測部 計画課 南極観測事務室 室員   東京管区気象台 気象防災部 防災調査課・調査係員
平成21年採用 T種(理工V)   平成20年採用 U種(物理)   平成17年採用 U種(物理)
  

  
丹代卓也
 
気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課 調査係長
 
平成21年採用 T種(理工V)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
物理学
 
◇ 志望動機は?
 当時は、ヒト・モノ・カネばかりを扱う仕事よりも本質的な部分で自然や技術を相手にした仕事の方が興味がもてるし、何より自分にあっていると思い、技術系国家公務員は有力な候補のひとつと考えていました。
 気象庁では、スーパーコンピュータをはじめ様々なシステムを運用しており、職員がモデル開発なども行っています。学生時代シミュレーションをやっていたこともあり、技術的にも面白い仕事ができそうだと考え気象庁を志望しました。 
 
◇ 採用後の経歴は?
 気象庁に入庁してから約3年間は、スーパーコンピュータで動作するプログラムの開発や運用管理などの業務を行いました。
 その後は文部科学省へ出向となり、環境・エネルギー分野の研究開発に関係した業務(プロジェクトの企画・予算対応・各種調整など)を担当しました。
 6年目からは現職で、季節予報に関連した業務を行っています。具体的には関係するシステムの調達やプログラム開発などを行っています。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 日々の業務では自然だけを相手にしていられるわけではありません。たとえばシステム調達に関することでは、利用者となる職員をはじめ、予算担当者、業者など、場面に応じて庁内外の多種多様な関係者と打ち合わせ・調整を重ねる必要があります。業務上の必要性は何か、システム調達のガイドラインに適合するか、システムに必要な機能・性能は何か、入札後は仕様書どおり適切に整備されているか、などに注意を払い、よりよいものを導入できるように業務を進めています。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 基本的な物理・数学の知識や、コンピュータを扱った経験が活かせた場面はありましたが、それほど多くはありません。業務の中で必要なことについては、入庁してから研修を受けたり、自分で勉強したりして身に付けています。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 自分で試行錯誤しながら手を動かして開発に関わったプログラムなどがホームページ上に公開され、インターネットからアクセスして動作を確認できたときには、達成感があり、役に立てているなと実感できます。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 業務的な知識だけではなく、技術的な面でアドバイスなどを求められるときなどに自分が成長できていると感じます。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 気象庁は仕事と生活の両立という観点からはよい職場だと思います。
 子どもが生まれたときに育児休業を取得したいと申し出たのですが、仕事の分担等見直していただき、約1年間の育児休業を無事に取得できました。子どもが日々成長していくさまを自分の目で確かめられたので育児休業取得はとてもよかったと思っています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 気象庁の業務を突き詰めると、気象などの自然現象を理解しその情報を提供すること、と言えます。
 今後は気象庁の中のどの分野を担当することになったとしても、受け手に行動を促せるようなよりよい情報提供について関わっていきたいと思っています。
  
 (平成28年11月)

  
馬場祐介
 
気象庁 観測部 計画課 南極観測事務室 室員
 
平成20年採用 U種(物理)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
気候学・気象学分野
 
◇ 志望動機は?
 学生の頃から気候学・気象学に興味があったので専攻し、仕事でも携わりたい思っていました。気象を扱う仕事は気象庁以外にもありますが、気象庁の業務は多種多様な観測、短期〜長期に渡る予報、地球規模の気候変動の監視・予測など、非常に多岐に渡る業務があり、一つのことだけでなく色々な経験ができることに魅力を感じ、志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 採用後は、上空の気温や風等を観測する高層気象観測や、CO2やCH4等を観測する温室効果ガス観測といった観測業務に携わりました。その中で、日本最東端の島である南鳥島へ3ヶ月間出張して観測したり、日本最西端の島である与那国島へ一週間出張して観測装置の点検したりも何度か経験しました。さらに、第56次南極地域観測隊員として南極へ約1年4ヶ月出張し、昭和基地で越冬しながら気象観測も行いました。帰国後は、現在南極にいる隊員やこれから出発する隊員のサポートを行っています。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 南極では地上気象観測や高層気象観測、オゾン観測、日射放射観測等の様々な観測を実施しています。これらの日々の観測を気象隊員5名で当番制で実施する他、これらの観測のうち日射放射観測を主担当として受け持っており当番ではないときに観測装置の保守や観測データのチェックを行いました。また、南極では気象観測の他に基地の維持も隊員達でやらなければいけないため、除雪や建物の掃除・修繕、気象以外の仕事の手伝い等も行いました。
  
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 学生時代に学んだ知識や技術は、気象に関する業務に携わるにあたりその土台となっています。また、高層気象観測や温室効果ガス観測の経験は南極で観測するのに役立ち、南極での観測経験が現在の南極観測隊員をサポートする業務に活きています。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 自分が観測したデータが世界中に発信され、日々の天気予報や気候変動の監視等に役立てられていると思うと、非常に大切な業務でありやりがいを感じます。また、南極における気象観測には長い歴史があり、過酷な環境で大変なことも多々ありましたが、やり遂げて次の隊員に引き渡せたときは達成感がありました。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 南鳥島や南極では、観測装置が故障しても新たな購入や修理ができないことはもちろん、その時一緒にいる職員でも担当が違えば詳しいことはわからないことも多々あります。そういう状況の中で、日々観測装置の状態を細かく把握しておき、トラブルを未然に防いだり、トラブルが発生した際には症状から原因を迅速に突き止め早期解決できたときは、少し成長できたかなと感じました。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 普段は夜遅くまで仕事をすることが多いですが、できるだけ休暇も取得するよう心がけています。休日は仕事からは完全に離れ、家族と過ごしたり趣味のバスケットボールをしたりしてリフレッシュし、仕事と生活を両立しています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 南極へ行く前は多くの方々に研修をしていただいたり経験者からアドバイスを頂いたので、今後は自分が教える側となってこれから南極へ行く隊員をサポートしたり育成したりできればと考えています。 
 
 (平成28年11月)

  
植村恵子
 
東京管区気象台 気象防災部 防災調査課・調査係員
 
平成17年採用 U種(物理)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
地球科学
 
◇ 志望動機は?
 地球科学の分野が好きで、就職を考えたときに、そのような分野に関する仕事に就きたいと思いました。民間企業でも関連する会社はいくつもありますが、利益を追求せずに住民の役に立てる仕事ができるのは国の機関である気象庁だと考え、志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 気象観測や予報補助、プログラム開発、気象庁の業務に関する部内調整や実施計画、調査研究、突風現象(竜巻など)に関する調査・指導。 
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 研究に関わる調査方針を考えたり、地方気象台の研究報告の確認、調整、集約のほか、自らも研究を行います。研究成果は、気象台や地区ごとに開催される調査研究会で発表します。その他、竜巻などの突風現象が起きた際には、地方気象台が行う突風調査の支援や本庁との調整を行います。東京近辺で現象が発生した場合は必要に応じて現地調査を行い、結果を公表します。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 現在所属する部署では、自分の研究に行き詰った場合は周囲に相談することが出来ますし、研究で良好な結果が得られた時には、よりやり甲斐を感じることができます。また、各種研究を目にする機会が多く、好きな分野の知識が増えていくのは楽しいです。
 
  (平成28年11月)