職 員 紹 介
  
         
江越 晴樹   五十嵐 智大 澤田 麻里
   
財務省 関税局関税課 企画第1係長   財務省 関税中央分析所第二分析室 分析官   財務省 東京税関業務部 統括審査官(通関総括第6部門担当)付上席審査官
平成26年採用 総合職(工学)   平成22年採用 U種(化学)   平成22年採用 T種(理工T)
  

  
江越 晴樹
 
財務省 関税局関税課 企画第1係長
 
平成26年採用 総合職(工学)
 
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
精密機械工学
 
◇ 志望動機は?
 今日では1つの製品を作るのに、複雑なサプライチェーンが構築されており、部品は各国の国境、つまり税関を通過しています。税関は銃や違法薬物等の密輸入を止めたうえで、それ以外の貨物を円滑に輸出入させることを目指す組織です。
 その方法の1つとして税関は早くから電子化を推進しており、現在では輸出入申告のほとんどはシステムで申告されています。さらには、添付する必要のある証拠書類の多くを、電子的(PDF等)提出を何年も前から認めていました。私は学生の頃、その点に感銘を受けました。
 関税局税関は時代の変化に合わせて制度や運用を変化させているところが魅力です。 
 
◇ 採用後の経歴は?
 採用後、1〜2年目は財務省関税局に配属され、1年目は税関現場の運用に関連する政策の担当を、2年目は税関システムの大規模更改が控えていたため、システム更改や全国税関のネットワークの調達を担当していました。
 3〜4年目は税関の現場に配属され、中部空港税関支署では航空貨物の通関審査・検査を、名古屋税関や東京税関では輸出入貨物に係る税務調査や、違法薬物や金の密輸入事犯に係る調査に携わりました。
 現在は、財務省関税局に戻ってきて、鉱工業品に係る関税政策と特殊関税制度を担当しています。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 関税課は関税率を所管しており、私は鉱工業品の関税率を担当しています。産業界を所管している省庁と打合せをおこない、国内産業保護はもちろんのこと、消費者利益や続々と発効される経済連携協定等の国際状況を踏まえながら、適切な関税についてを検討しています。検討した結果、税率を変更する場合は、法改正となり、法案を検討し、国会審議に向けた資料を作成したりしています。
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 税関のあらゆる業務がシステムを前提としており、その他にも、密輸の取締機器として大型X線検査装置等、様々な機器を税関の現場では導入しています。また、常に最新技術を税関行政に生かせないかが検討されています。法律と現場の運用と機器は簡単に切り分けることはできません。特にシステムの検討に際しては、学生時代プログラムを書いた経験や、分析機器を用いた経験に助けられることも多く、幅広い分野の理系の皆さんの活躍の場があると思います。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 関税局税関は全国に現場を抱えています。自分が関わった政策や制度変更が、全国の税関職員により実行に移され、実際に違法薬物の摘発件数が増加することもあるため、大変興味深いです。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 平日は忙しいことも多く、夜遅くの帰宅になることもありますが、休日はゆっくりと休んでいます。

  
 (平成30年10月)

  
五十嵐 智大
 
財務省 関税中央分析所第二分析室 分析官
 
平成22年採用 U種(化学)
 
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
有機化学
 
◇ 志望動機は?
 大学で学んだ化学の知識を活かしつつ、化学だけではない仕事をしたいと考えていました。業務説明会で税関の説明を受けたときに、税関には分析業務があって自分の能力を活かすことができる仕事があること、一方で、化学だけではない、様々な仕事があることから、税関を志望しました。 
 
◇ 採用後の経歴は?
 海港で貨物船の船員や客船の旅客に対する取締りを2年、空港で旅客の手荷物の検査等を2年勤務しました。その後、輸入貨物の分析を行う部署で2年勤務した後、関税中央分析所に異動して現在3年目になります。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 主として、食品中の成分分析を行っています。例えば、海外から輸入された「ウナギの蒲焼」に使われているウナギの種類をDNAから確認するなどしています。
 また、関税中央分析所では、諸外国の税関分析所の職員に対して、約2ヶ月間、税関分析技能に関する研修を行っており、私もその研修講師を行っています。
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 分析業務では、化学についての幅広い知識・素養が求められており、大学で学んだ化学の知識が活かされています。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 関税中央分析所では、貨物の通関に際して必要な分析手法の開発なども行っており、よりよい分析法を開発する点にやりがいを感じております。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは?
 大学での専攻とは異なる分野では、新しく学ぶことが多く、最初は分析に相当時間を費やしていたのですが、回数を重ねるうちに、分析にかかる時間が短くなったことで、迅速な通関に貢献できた点に成長を実感しました。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 休日は、職場の同僚や、学生時代の友人たちと遊びに行くなどして楽しんでおります。
 空港で旅客の手荷物の検査等に従事していたことから、手荷物預り証の付いたスーツケースを見ると、どこへ旅行してきたのかな?なんて考えてしまいます(笑)
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 税関の使命として、迅速かつ適正な通関がありますが、適正な通関のために貨物の分析を行うと、迅速さが失われることから、正確さを維持しつつ、より迅速な分析ができるような手法を検討していきたいと思っております。
  
 (平成30年10月)

  
澤田 麻里
 
財務省 東京税関業務部 統括審査官(通関総括第6部門担当)付上席審査官
 
平成22年採用 T種(理工T)
 
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
電気分析化学
 
◇ 志望動機は?
 税関の使命の一つに水際での社会悪物品等の取締りによる安全・安心な社会の実現が掲げられていたのが、最初に興味を持ったきっかけです。その後、業務説明会を通じて、業務が多岐にわたることを知り、大学で学んだ知識を生かす機会もありつつ幅広く色々な経験ができるのではないかと思い、志望しました。 
 
◇ 採用後の経歴は?
 最初の2年は、財務省関税局で国際系と国内系の業務を1年ずつ経験することが多いですが、私もEPA交渉等を担当する部署と商業貨物の検査に係る施策を担当する部署を経験しました。その後、税関の現場で化学品等の貨物の輸出入許可(通関事務)に関わる部署に1年所属し、関税局で2年、人事交流により法務省入国管理局で2年勤務しました。また、この他、国内の大学院に1年間留学させていただき、途上国の税関職員が多い学科だったため、国内にいながらにして海外の税関の状況なども学ぶことができました。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 現在は、航空貨物の通関を総括する部門にいます。航空貨物の通関部門へは、深夜から早朝にかけて、相当な数の輸出入申告が行われるため、適切な申告内容の審査や貨物の検査が行われるよう、運用面の調整などを行っています。
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 税関の業務は多岐にわたるため、常に化学の知識を活かせる部署に配置されるわけではありませんが、私の場合は、化学品等の通関事務に携わっていたときに、構造式等に基づき税率が決まるため、大学時代に学んだ知識を活かすことができました。
  
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 政策を企画立案する関税局と、実際にその施策を実行する税関の現場の両方を経験する機会があるので、税関の現場にいると、あの時の施策!と思い出すことも多いです。また、通関事務だけでなく、国税のように許可後に申告内容が正しかったかを企業に立ち入って調査したり、輸入してはならない貨物が発見された場合には警察のように調書をとったりと、様々な業務を経験することができます。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 平日は忙しいこともありますが、休日は趣味のピアノを習いに行ったり、家族とのんびり過ごしたりしてリフレッシュしています。また、年末年始や夏休みなどはまとまった休みが取りやすいので、実家でのんびりしたり、旅行に行ったりします。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 オリンピックなどの大きな行事も控えていますので、引き続き、適切な申告内容の審査や貨物の検査を行うための施策に取り組んでいきたいと思っています。
  
 (平成30年10月)