職 員 紹 介
  
         
小林 あずみ   諸星 雄二   井上 祥吾
   
林野庁 東北森林管理局三陸北部森林管理署久慈支署 森林官   林野庁 企画課 企画調整第1係長   林野庁 関東森林管理局日光森林管理署足尾治山事業所 治山技術官
平成21年採用 U種(林学)   平成20年採用 U種(林学)   平成24年採用 U種(土木)
  

  
小林 あずみ
 
林野庁 東北森林管理局三陸北部森林管理署久慈支署 森林官
 
平成21年採用 U種(林学)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
林学(野生鳥獣管理学)
 
◇ 志望動機は?
 大学時代は、林学系の学科で野生動物の研究をしており、学んだことを活かせる仕事に就きたいと考えていました。アセス関係の調査会社や園芸関係の仕事も考えましたが、公務員ということで女性が働き続け易い職場環境や、山の中で働けるところに魅力を感じました。 
 
◇ 採用後の経歴は?
 初任地は秋田県の世界遺産・白神山地にある生態系保全センターで、植物盗掘や登山道状況を確認するための巡視や森林講座を行っていました。その後、森林事務所係員を経て、山形・宮城・岩手と3つの県、3つの森林事務所で森林官として働いています。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 森林官の仕事は、それぞれ管轄する国有林(担当区)をもち、日々、国有林の調査や巡視、間伐などの各種事業の監督などで、仕事時間の半分以上を山の中を歩き回っています。仕事は良くも悪くも、自然状況に左右されるため、春は雪解けとともに仕事を初め、雨で事業が思う様に進まなかったり…。しかし、日々山で働く中で、季節の移ろいを感じ、運が良ければ、リスやアナグマに出会えます。(運が悪ければ、クマとばったり会ってしまいますが。)
 また、地元自治体や住民の方々との連絡調整を行うなど、地域の人々とも密着した職務内容になっています。 
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 基本的な林業知識については、大学で学んだことがほとんどそのまま仕事に活かされています。よく聞く話ですが、もっとまじめに勉強しておけば良かったと思いました。また、野生鳥獣管理学を専攻していましたが、シカ被害の多い地域で柵を張り造林木を守るときや、その柵の有用性の調査や発表などに役立ちました。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは? 
 現場の人たちと山用語で話せるようになっていたとき。
 東北弁を無意識に話すようになったとき。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 転勤は多いですが、山の近い地方(≒田舎)を転勤して回る生活を満喫しています。スケジュール管理が出来ていれば、プライベートな時間も確保可能なので、休日は、山菜・きのこ取りや魚釣り、趣味の狩猟と遊び回り、週末は仲良くなった地元の友人達と山の幸を肴に飲み会に参加、はたまた震災で流された防風林の植樹祭を手伝ったり、充実した生活を送っています。
 
 (平成30年10月)

  
諸星 雄二
 
林野庁 企画課 企画調整第1係長
 
平成20年採用 U種(林学)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
海洋生物学
 
◇ 志望動機は?
 昔から生き物が好きで、自然に関われる仕事をしたいと思っていました。
 林野庁は国有林という「現場」をもっており、森林の中に入って仕事をすることが多く、直接自然に触れながら仕事ができるところに魅力を感じました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 採用から6年半ほどは四国各県の出先機関を異動しながら、実際に森に入り森林の育成や管理、木材の生産、森林教室、普及活動、ニホンジカ対策、登山道の整備などの仕事に携わりました。大学の専攻とはまったく分野の違う業務なので、経験を積むために毎日現場に出かけていましたが、天然林・人工林それぞれについていろいろなことを学べました。また、山の中で業者の方やNPOの方と一緒に作業することも多く、一方的に指示をするのではなく、よい山にするためにどうしていくのかを一緒に考えながらやっていました。
 その後は林野庁勤務となり、現在は関係者間の調整などの業務をしています。
  
◇ 日々の仕事の様子は?
 林野庁の推進する政策や法案について、庁内や外部の関係者との調整や会議開催の事務局などを担当しています。そのため、庁内の担当者や幹部のほか、外部の関係者との打合せ、会議の準備などが多いです。裏方の仕事ですが、国の政策ができあがるプロセスなどを間近で見ることができ、勉強になっています。
  
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 現在の業務に直結するものはないですが、生物多様性が森林の重要な機能の1つとされており、動物に関する知識などが業務を進める上でのバックボーンになっています。 
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 国有林の現場で直接仕事をすることはとても楽しかったです。山での仕事は全てやり方に基準がありますが、よりよい森林にするためにそれぞれの場所にあわせて仕事をする必要があり、自分の判断で工夫できる点が面白いです。

 本庁の仕事では直接自然に触れることはないですが、国有林に加え民有林行政も担うことになります。民有林行政については木材の利用や新しい技術の開発など、国有林の現場では扱わない分野もいろいろとあり、仕事の幅が広いと感じています。
 例えば、木材利用の分野では木造のビルを建てるために必要な材料の開発への支援や、それらの材料の製造施設の建設への支援、木造ビルを建てるために必要な制度改正を他省庁と協力して行う業務、国産材を利用してもらうために住宅メーカーの方など民間事業者の方々と一緒に取り組む仕事などがあり、こういったことは本庁での仕事の醍醐味ではないでしょうか。
 こうした取組の結果、日本各地に木造の大きな建築物が増えていますし、木材の自給率も上がってきています。国産材の利用が増えることは森林に手が入り健康的なよい状態になることになり、ひいては地球温暖化の対策など環境保護に繋がっていくと思いますのでやりがいを感じています。 
 
◇ 自己の成長を実感したエピソードは?
 本庁では日々森林や林業に関する日本全国の最新情報が共有されています。例を挙げると、ニホンジカ対策、早生樹、保育コスト低減の研究、新たな木質部材の開発、木質バイオマスの利用、セルロースナノファイバー、キノコ、SDGsなど、自分の担当外やまったく知らない分野の情報に触れる機会が多々あります。いろいろな分野について知識を蓄えることができ、総合力が上がっていると感じています。
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 私はやっていませんが、人によってはテレワークで自宅勤務をしていたり、子どもの学校などに合わせて出勤時間を変更したりと、各自の事情に合わせて勤務の形を柔軟に変更することができる点は便利だと思います。
 また、山好きの同僚が多いので、お薦めの山などについて情報交換しています。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 国有林の現場は様々な業務に取り組まなければなりませんが、同時にそれぞれについて高い専門性も必要となっていますので、しっかりとした知識・技術を身につけて実践できる部署に関わっていきたいと考えています。
 
 (平成30年10月)

  
井上 祥吾
 
林野庁 関東森林管理局日光森林管理署足尾治山事業所 治山技術官
 
平成24年採用 U種(土木)
 
◇ 学生時代の専攻分野は?
土木工学
 
◇ 志望動機は?
 学生時代に水資源を専門に勉強していたこともあり、森林の水源としての機能についての興味を持っていました。
 また、治山事業や林道事業などで、勉強してきたことが役に立つのではないかと思い、林野庁を志望しました。
  
◇ 採用後の経歴は?
 採用後二年間は林道事業、その後は治山事業を担当しています。いずれも、森林管理署、治山事業所で工事や調査の発注、監督を主にしてきました。
 また、治山事業の専門的な研修に参加したり、土木系以外の林野事業についても研修やOJT等で幅広く勉強してきています。 
 
◇ 日々の仕事の様子は?
 事務所では、工事や調査等の発注、次年度計画書の作成、事業監督の事務処理等を行っていて、現場に出るときは、工事現場の監督、事業計画箇所の確認、完成後の経過確認、古い施設の点検、新しく被害を受けた山がないか確認するため巡視等を行っています。
 また、冬は、雪が積もり、山に入れる箇所がほとんどないので、事務処理がメインになりますが、その分、夏には毎日のように現場へ出かけています。
 
◇ 専門性はどのように活かされていますか?
 構造物の安定計算や水理計算、コンクリートの特性等、昔習ったことが結構使えることがあります。また、治山事業以外でも測量器具を使うことが多く、器具の使い方や測量結果の計算等で苦労はしなかったです。
 ただ、実際工事するにあたっては、知らないことの方が多く、最初は日々勉強でした。
 
◇ 仕事の面白み、やり甲斐は?
 治山事業は上司や先輩方だけでなく、工事の施工業者や設計業者を始め、いろいろな方と実行していくので、大変なこともありますがその分やり甲斐もあります。 
 
◇ 仕事と生活(家庭、趣味、地域活動など)の両立は?
 もうすぐ1歳になる子供がいますが、育児や家事に費やす時間はかなりとれていると思います。上司や先輩方の理解もあり、男性の育児参加についても推進しているので、非常にありがたいです。
 
◇ 今後関わっていきたい政策課題などは?
 土木系の仕事だけでなく、幅広い業務に関わり、経験を増やしていきたいと思っています。
 
  (平成30年10月)