人事担当者からのメッセージ(法務省専門職員(人間科学))
 
     法務省矯正局総務課法務専門官  佐伯 温

  『「矯正職員としての使命」を果たすために』

  今の自分は、学生時代、思い描いていた自分になっているだろうか。
  思い描いていた自分に近づくために、日々、行動できているだろうか。
  誰もが日々生活をする上で、前向きなスイッチを入れ続けるのは難しいし、気持ちの浮き沈みもあります。
  そして、間違いや失敗を犯してしまうこともあります。
  我々、矯正職員が勤務をする少年院、少年鑑別所等には、犯罪や非行を犯してしまった少年・少女を収容しています。
  彼らが立ち直り、二度と犯罪や非行に走らないように、心理学の専門的な知識・技術等を活かし、犯罪・非行を犯した原因を分析して更生に導く処方箋を提示する「矯正心理専門職」、必要な教育や行動観察等を行う「法務教官」は、日々、自ら傷つき、苦しむ少年達と対峙し、一人の人間として、真正面から全力で向き合っています。
  もちろん、彼らを正しい方向に導くことは厳しく、困難を伴う仕事であることは間違いありませんが、我々は矯正職員としての使命を深く自覚し、誇りをもって自らの職務を遂行しています。
  また、各種研修制度も充実しており、職員の専門性を磨き続けることが可能な職場と自負しています。
  安全・安心な社会の実現のため、あなたも犯罪や非行を犯してしまった人の円滑な社会復帰に取り組みませんか。
  皆さんが矯正職員として採用され、研修の場でお会いできることを楽しみにしております。

 (平成27年4月)
 
 
(右から2番目が筆者)
    法務省保護局総務課法務専門官 中臣 裕之
    
  『まだ見ぬ誰かの幸せのために』

  保護観察官とは、犯罪や非行をした人のその後の人生を変えるために、耳を傾け、思い悩み、歩き回り、頭を下げ、諭し、叱り、勇気付け、そして時には手を取り合って嬉し涙を流す、そんな仕事です。
  自分の人生すら思いのままにならないこの世の中で、他人の人生を変えることは決して容易なことではありません。しかし、犯罪や非行をした人の更生を助け、その再犯、再非行を防ぐことは、彼らのためだけではなく、新たな被害者の方を生まないためにも、国民の皆さんが安心して暮らせる社会を創るためにも、絶対にあきらめてはいけない重要な課題です。
  犯罪や非行の原因は様々であり、再犯、再非行を防ぐための処方箋も十人十色です。例えば、高齢で身寄りがなく、ホームレス生活を送る中で食料品の万引きを繰り返している人には、住居を確保しつつ、必要な福祉サービスを受けることができるよう関係機関との調整を行います。また、親子関係がうまくいかずにストレスを溜め込んだ結果、薬物依存に陥った人には、認知行動療法に基づく専門的なプログラム処遇を行うなどし、薬物依存の原因を認識させ、その解消を図る手助けをするとともに、保護観察が終わった後も断薬を継続できるよう、医療機関や自助グループへの橋渡しもします。
  保護観察官には、心理学、教育学、社会福祉などの専門性が求められますが、それと同時に、一人ひとりの人生をより良くしたいという熱意と志が大切です。
  「辛」いという字に一本の線を引けば「幸」せになります。私たちと一緒に、まだ見ぬ誰かの心に一本の線を引いてみませんか。

 (平成27年4月)


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