life

4.地域社会との関係
生活設計の必要性生活設計の作成手順家庭の人間関係地域社会との関係

定年後は、居住地域で過ごす時間が定年前に比べると多くなります。皆さんの中には、既に居住地域との関係を構築している人もいるでしょうが、転勤の繰り返しや公務が多忙であったことなどにより、定年後に初めて居住地域を意識することになる人も多いと思います。

ところで、皆さんの中には「居住地域との関係を作れ」と言われても、どのようにしたらよいのかが分からない人も多いと思います。要するに、普段の近所付き合いの延長線上にあるものですが、定年前までは積極的に取り組まなくても皆さん自身にとってはあまり影響がなかったと思います。定年後も近所付き合いはしたくないという人もいるかもしれませんが、公務との関係が徐々になくなる中で、定年後の生活空間として、これまで以上に長く過ごすことになる居住地域と何の関わりもなく生活することは、かえって息苦しくなるのではないでしょうか。

居住地域での町内会活動、趣味やスポーツ等のサークル活動、相互扶助活動などを通して生活に充実感を持てるかも知れませんし、公務という職場の人間関係をなくした喪失感を払しょくする新たな人間関係を作れるかも知れません。

また、定年前は、時間などの制約により難しかったボランティア活動などを介し、皆さんが公務で長年培ってきた知識、経験、能力などを地域社会へ還元することもできます。定年後は、とにかく家庭に引きこもるのではなく、積極的に社会へ出ていった方が意義ある生活を送れると思います。

     
【全国各地のボランティア窓口】

都道府県・指定都市等におけるボランティア活動については、次のホームページをご覧ください。

都道府県・指定都市社会福祉協議会/ボランティアセンター

http://www.zcwvc.net/全国各地のボランティア窓口/


【参加している団体等】

平成25年度に内閣府が実施した「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」(60歳以上の者を対象に調査)によると、現在参加している団体や組織について尋ねたところ、「町内会・自治会」が26.7%で最も高く、以下、「趣味のサークル・団体」が18.4%、「健康・スポーツのサークル・団体」が18.3%、「老人クラブ」が11.0%などとなっています。

また、参加したい団体や組織について尋ねたところ、「趣味のサークル・団体」が31.5%で最も高く、以下、「健康・スポーツのサークル・団体」が29.7%、「町内会・自治会」が20.6%などとなっています。

なお、過去20年間では「老人クラブ」への参加が低下傾向にあり、「健康・スポーツのサークル・団体」「趣味のサークル・団体」への参加が上昇傾向にあります。

【参加している団体等】

JICAの海外ボランティアプログラム

JICAhttp://www.jica.go.jpの海外ボランティア事業は開発途上国からの要請に基づき、それに見合った技術・知識・経験を持ち、「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む方を募集し、選考・訓練を経て、ボランティアとして派遣するものです。1 開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与 1 異文化社会における相互理解の深化と共生 1 ボランティア経験の社会還元 を目的としています。

    

シニア層を対象としたJICAボランティア事業の内容は以下のとおりです。

1 シニア海外ボランティア

アジア・アフリカ・中南米・大洋州・中東の開発途上国の公的機関等に所属し、現地の人々と協働しながら、指導、助言、調査を通じて人材育成を図り、国づくりのために協力しています。

     

ア 応募資格:満40歳から満69歳の日本国籍を持つ方

イ 募集期:春募集・秋募集の年2回

ウ 派遣期間:1年間又は2年間

エ 現在の派遣国数:61カ国

オ 現在の派遣人数:381名(男性295名、女性86名)

カ 派遣国数累計:74カ国

キ 派遣人数累計:6,166名(男性5,026名、女性1,140名)

※平成29年5月末現在(派遣国・人数については短期ボランティアを含む。)

     
     

一次選考は書類審査(技術・語学・健康診断)が行われ、二次選考で面接と健康診断判定が行われます。なお、必要とされる語学力は要請内容によって異なります。

     

派遣前には、35日間の派遣前訓練を実施し、現地での語学や安全管理、健康管理、異文化理解等に関する知識を習得していただきます。

また、派遣に伴い、現地生活費、住居費、国内手当(65歳未満)が支給されます。扶養家族(配偶者や子女)を随伴することも可能で、随伴家族に対しては、規定に基づき渡航旅費、及び諸手当(家族手当:配偶者及び18歳未満の子女が対象)が支給されます。

     

シニア海外ボランティアの活動分野には、次のようなものがあります。

     

分野名
職種(例)
計画・行政 環境行政、コンピュータ技術、コミュニティ開発、行政サービス、防災・災害対策など
公共・公益事業 廃棄物処理、道路、土木、建築、上水道など
農林水産 野菜栽培、農業機械、農業土木、養殖、花き栽培、バイオテクノロジー、農林統計など
鉱工業 自動車整備、電気・電子機器、化学・応用化学、溶接など
エネルギー 再生可能・省エネルギー、電力など
商業・観光 経営管理、品質管理・生産性向上、観光、マーケティングなど
人的資源 柔道、空手道、日本語教育、服飾、美術、料理、青少年活動、PCインストラクターなど
保健・医療 作業療法士、理学療法士、看護士、助産師など
社会福祉 ソーシャルワーカー、障がい児・者支援、高齢者介護など
2 日系社会シニア・ボランティア

中南米地域の日系人社会で、移住者や日系の人々と生活し、協働しながら、地域社会の発展のために協力しています。

日系人団体からの派遣要請に基づいて派遣され、主に現地の日系人社会と関わりを持つことになります。

     

ア 応募資格:満40歳から満69歳の日本国籍を持つ方

イ 募集期:秋募集のみの年1回

ウ 派遣期間:原則2年間

エ 現在の派遣国数:5カ国

オ 現在の派遣人数:40名(男性16名、女性24名)

カ 派遣国数累計:5カ国

キ 派遣人数累計:502名(男性239名、女性263名)

※ 平成29年5月末現在

     

 待遇、各種制度についてはシニア海外ボランティアと同様です。


3 短期ボランティア

短期ボランティアは、「2年間は無理だが、1年未満の短期間の活動であれば参加できる」という方を対象に年4回募集しています。シニア海外ボランティアと同様の活動分野において、要請内容により1ヶ月から1年未満の期間で派遣されます。

  • 詳しくは、JICAボランティアホームページ
  • をご覧ください。