life

4.地域社会との関係
生活設計の必要性生活設計の作成手順家庭の人間関係地域社会との関係

定年後は、地域社会で過ごす時間が定年前に比べると多くなります。既に地域社会との関係を構築している人もいるでしょうが、転勤の繰り返しや公務が多忙であったことなどにより、定年後に初めて地域社会を意識することになる人も多く、「地域社会との関係を作れ」と言われても、どのようにしたらよいのかが分からない人も多いと思います。定年前までは積極的に取り組まなくても皆さん自身にとってはあまり影響がなかったと思います。定年後も近所付き合いはしたくないという人もいるかもしれませんが、定年後の生活空間として、これまで以上に長く過ごすことになる地域社会と何らかの関わりを持って生活することが必要になります。

地域社会では、職歴、経験の異なる高齢者の方々が町内会活動、趣味やスポーツ等のサークル活動、相互扶助活動など多方面で活動し、住みやすい地域づくりの一翼を担っています。公務を通じて得た職場の人間関係が減っていく中で、地域において新たに築かれた人間関係は、皆さんの高齢期の生活をより豊かにしてけれるかもしれません。

定年前は、時間などの制約により難しかったボランティア活動などを介し、皆さんが公務で長年培ってきた知識、経験、能力などを地域社会へ還元することもできます。定年後は、家庭に引きこもってしまうのではなく、自分が楽しんで関われる活動などを通じて積極的に地域社会での相互共助の関係を築いていくことが望まれます。

     
【全国各地のボランティア窓口】

都道府県・指定都市等におけるボランティア活動については、次のホームページをご覧ください。

全国社会福祉協議会地域福祉部

http://www.zcwvc.net/全国各地のボランティア窓口/


【社会的な活動をしていてよかったこと】

平成28年度に内閣府が実施した「高齢者の経済・生活環境に関する調査」 (60歳以上の者を対象に調査)によると、社会的な活動(最も力を入れている活動)をしていてよかったことは、全体では「新しい友人を得ることができた」(56.8%)や、「地域に安心して生活するためのつながりができた」(50.6%)との回答が5割台と高くなっています。

それに続いて、「社会に貢献していることで充実感が得られている」(38.2%)、「健康維持や身だしなみにより留意するようになった」(32.8%)が多くなっています。

〇社会的な活動をしてよかったこと(複数回答)

【社会的な活動をしてよかったこと】

【高齢者が参加している団体等】

高齢者が参加している団体について、平成25年度に内閣府が実施した「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」(60歳以上の者を対象に調査)によると、2013年は「町内会・自治会」がが26.7%と最も多く、「趣味のサークル・団体」(18.4%)、「健康・スポーツのサークル・団体」(18.3%)、「老人クラブ」(11.0%)と続いています。時系列で見てみると、「健康・スポーツのサークル・団体」への参加は増加している一方で、「町内会・自治会」や「老人会」といった伝統的な地域組織への参加については、1993年と比較して原書しています。

○高齢者が参加している団体

【高齢者が参加している団体】

JICAの海外ボランティアプログラム

JICAhttp://www.jica.go.jpの海外ボランティア事業は開発途上国からの要請に基づき、それに見合った技術・知識・経験を持ち、「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む方を募集し、選考・訓練を経て、ボランティアとして派遣するものです。1 開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与 1 異文化社会における相互理解の深化と共生 1 ボランティア経験の社会還元 を目的としています。

    

※現在、JICAボランティア事業の見直し中であり、以下の記載内容は今後変更される可能性があります。

シニア層を対象としたJICA海外ボランティア事業の内容は以下のとおりです。

1 シニア海外ボランティア

アジア・アフリカ・中南米・大洋州・中東・欧州地域の開発途上国の公的機関等に所属し、現地の人々と協働しながら、指導、助言、調査を通じて人材育成を図り、国づくりのために協力しています。

     

ア 応募資格:満40歳から満69歳の日本国籍を持つ方

イ 募集期:春募集・秋募集の年2回

ウ 派遣期間:原則2年間(1か月から参加できる短期ボランティア制度もあります。)

エ 現在の派遣国数:58カ国

オ 現在の派遣人数:368名(男性265名、女性103名)

カ 派遣国数累計:75カ国

キ 派遣人数累計:6,375名(男性5,171名、女性1,204名)

※平成30年4月末現在(派遣国・人数については短期ボランティアを含む。)

     
     

一次選考は書類審査(技術・語学・健康診断書)が行われ、二次選考で面接と健康診断判定が行われます。なお、必要とされる語学力は要請内容によって異なります。

     

派遣前には、35日間程度の派遣前訓練を実施し、現地での語学や安全管理、健康管理、異文化理解等に関する知識を習得していただきます。

また、派遣に伴い、現地生活費、住居費、国内手当(65歳未満)が支給されます。

     

分野名
職種(例)
計画・行政 環境行政、コンピュータ技術、コミュニティ開発、行政サービス、防災・災害対策など
公共・公益事業 廃棄物処理、道路、土木、建築、上水道など
農林水産 野菜栽培、農業機械、農業土木、養殖、花き栽培、バイオテクノロジー、農林統計など
鉱工業 自動車整備、電気・電子機器、化学・応用化学、溶接など
エネルギー 再生可能・省エネルギー、電力など
商業・観光 経営管理、品質管理・生産性向上、観光、マーケティングなど
人的資源 柔道、空手道、日本語教育、服飾、美術、料理、青少年活動、PCインストラクターなど
保健・医療 作業療法士、理学療法士、看護師、助産師など
社会福祉 ソーシャルワーカー、障害児・者支援、高齢者介護など
2 日系社会シニア・ボランティア

中南米地域の日系人社会で、移住者や日系の人々と生活し、協働しながら、地域社会の発展のために協力しています。

日系人団体からの派遣要請に基づいて派遣され、主に現地の日系人社会と関わりを持つことになります。

     

ア 応募資格:満40歳から満69歳の日本国籍を持つ方

イ 募集期:春募集・秋募集の年2回

ウ 派遣期間:原則2年間

エ 現在の派遣国数:5カ国

オ 現在の派遣人数:31名(男性10名、女性21名)

カ 派遣国数累計:10カ国

キ 派遣人数累計:519名(男性241名、女性278名)

※ 平成30年4月末現在

    
3 短期ボランティア

短期ボランティアは、「2年間は無理だが、1年未満の短期間の活動であれば参加できる」という方を対象に年4回募集しています。シニア海外ボランティアと同様の活動分野において、要請内容により1ヶ月から1年未満の期間で派遣されます。

  • 詳しくは、JICAボランティアホームページ
  • をご覧ください。