第1回(昭和63年)「人事院総裁賞」職域グループ部門受賞者
 
 

気象庁海洋気象部海務課南鳥島気象観測所
【業務内容】
 南鳥島気象観測所は、地上観測、高層観測等の業務を行っている。南鳥島は、台風等の進路予想の重要なポイントとなっているとともに、海洋の中の観測点ということで、その観測データは世界中で活用されている。

【設 立】
 
昭和26年、米国の委託により、気象庁が南鳥島において気象観測を開始したが、昭和38年、米国気象局に移管。昭和43年の小笠原諸島の返還に伴い、気象庁南鳥島気象観測所として設置され、米国より気象業務を引き継ぎ、現在に至る。

【代表者】 小倉一重所長
【職員数】 17名
 
 南鳥島気象観測所は、生活の著しく不便な離島において、多年にわたり観測点の極めて少ない南方海域での貴重な気象観測に尽力し、公務の信頼の確保に寄与していることが認められました。
 気象観測所のある南鳥島は、東京から南東に1800キロメートル離れた所にあり、硫黄島、小笠原諸島に取り囲まれた、海抜8メートル、面 積が約1,1平方キロメートルの花台状の隆起珊瑚でできた、太平洋の真中に浮ぶ文字どおりの孤島です。
 島には、気象庁の職員のほか、防衛庁海上自衛隊の航空派遣隊が11名と米軍沿岸警備隊22名だけで、一般 の住民は1人もいないため、例えば、通信機器等を稼働させるための発電所の運営は気象庁、調理や生活物資の輸送は防衛庁というように、防衛庁との密接な協力の下で、業務運営がなされています。
 職員は、3か月交替で南鳥島に出張勤務するというローテーションで勤務をしているため、勤務に赴く日の朝、「子供に『またきてね』と言われたことが一番辛かった」と、ある職員が話していたといいます。
 
 
 
 
-総裁賞受賞者一覧に戻る-