第1回(昭和63年)「人事院総裁賞」個人部門受賞者
 
 
 丸山さんは、「多年にわたり、自ら先天的な聴覚障害を持ちながら、聾学校の寮母として、児童・生徒に対し、聴覚障害者の自立と社会に適応できる人間の育成に尽力している」ことが認められました。
 筑波大学附属聾学校は、国立唯一の聾学校であるため、全国各地の聴覚障害を持つ児童・生徒が在籍していますが、丸山さんが勤務する寄宿舎は、このような児童・生徒の生活と教育の場になっています。丸山さんは、23年間の中には「何度挫折しそうになったかわからない」が、そのたびに、「『自分も耳が聞こえないからこそ子供たちの気持ちが分る』と思い止どまったことが今回の受賞につながったと思う」と、感想を語っていました。
 
丸山 篤子 
文部省

 東京都出身。生来の聴覚障害を克服するため口話による高等な会話技術を習得。昭和40年に東京教育大学教育学部附属聾学校の寄宿舎寮母として採用されて以来、一貫して、聴覚障害を持つ児童・生徒の寄宿舎生活の世話と教育等第一線で活躍。その間、NHKテレビろう学校で「聴覚障害者として社会に出て感じること」というテーマで数回にわたり講演。現在は筑波大学附属聾学校寮母。56歳。
 
 
 
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