第6回(平成5年)「人事院総裁賞」職域グループ部門受賞者
 
 
「住民の生活の安定のために」
 鹿ノ子ダム管理所は、大雪山系に源を発する一級河川常呂川の上流に位 置し、厳しい気象条件、勤務環境にある多目的ダムの管理所です。
 

北海道開発庁北海道開発局網走開発建設部鹿ノ子ダム管理所
【代表者】 所長 宮沢 正義
【職員数】 9名
 
 管理所周辺の気象状況は冬季にはマイナス30度にもなり、11月から3月までの平均気温が零度を下回ります。このため、取水口の凍結防止装置の保守整備や、厳寒の中、点在する危険箇所の防護柵の点検等、住民の人命に関わる作業に従事する等の苦労があるほか、最寄りの交通 機関、学校、病院等から約20キロも離れているため勤務上も生活上も不便がありますが、職員は、機器の監視、水量 の算定等ダムの正常な機能を維持し、地域住民の生活に貢献しています。
 
受賞の感想をお聞かせください
 昭和58年9月にダムが完成して10年が経ちます。この大きな節目に、栄誉ある賞をいただけたことは、ダムの維持・管理という地味で忍耐を要する仕事が、多くの先輩の努力の積み重ねによって、評価された結果 であり、職員一同大きな喜びと共に身の引き締まる思いで一杯です。
 
仕事をしていて、充実感ややりがいを感じるのはどのようなときですか
 洪水調節業務は気象・水象情報の収集から機器操作まで、神経を使う作業が続くため、作業の終了時の安堵感は何ものにもかえ難いものです。さらに、地域住民の生命と財産を守っていくことに誇りを覚えます。
 
今まで苦労したことあるいは思い出に残っていることがあると思いますが…
 厳しい自然条件のなか「事故を起こさない、起きないように」をモットーに計器・機械の監視・整備、気象・水象情報の収集等に万全を期しておりますが、ひとつ間違えると大事故につながりますから、毎日が緊張の連続です。思い出といえば、平成元年6月下旬には、雪解け水での満水に加え例年にない大雨があり、緊急放流するため、まる二日間、24時間体制で維持・管理にあたりました。非常食も無くなり、20キロ離れた置戸町まで買い出しに行き、交替で食事作りをしたことが思い出されます。
 
この機会に国民の皆さんに知ってもらいたいことはありますか
 放流時は増水して危険ですので、警報車、電光板、放送等の指示に従ってください。また、ダム湖は公共の財産ですので、「水を汚さない・ごみは持ち帰る」等の自然を愛する利用をお願いします。
 また、毎年夏と冬に実施される「おけと湖水まつり」では、鹿ノ子ダム管理所も内部を開放し、一般 の方々に見学していただいておりますので、どうぞご来訪ください。


網場の浮き子修理
 
 
 
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