第22回(平成21年)「人事院総裁賞」職域部門受賞

 

 

安全・安心な社会を目指して国境の監視役

 

 与那国監視署は、日本最西端の島である与那国島において、厳しい生活環境の下、各関係機関と協力し、国民の安全・安心を水際で守ることに貢献したことが認められました。

 

現・与那国監視署長

歴代与那国監視署長

 

財務省 沖縄地区税関 石垣税関支署 与那国監視署

【業務内容】
 与那国島は、石垣島から127q、台湾からはわずか111qの距離に位置する日本最西端の島であり、また、独特の文化と豊かな自然が残る風光明媚な国境の島です。

 この島は、台湾や東南アジア等とも非常に近接しているため、銃器や覚せい剤をはじめとする不正薬物等の洋上取引といった密輸出入のリスクが高い地域です。

 与那国監視署は、沖縄が日本に復帰した昭和47年に設置され、以後、日々密輸出入阻止のため目を光らせるなど、日本の安全・安心を実現するべくこの島とともに歩んでまいりました。

【代表者】 與儀 直也 署長

【職員数】 1名

 

 

 

受賞の感想をお願いします

 今回の受賞は、一人勤務官署である当監視署の歴代の署長を務めた先輩方の努力と苦労が認められたものであり、また、日本最西端の国境の島である与那国島の日本の要所としての重要性が認められたものではないかと感じております。

 この受賞を光栄に思うと同時に、今後の励みにし、さらに勤務に努力してまいりたいと思います。

 

この仕事のやりがいは

 日本最西端の国境の島に常駐する唯一の国家公務員として、税関業務を行っていく中において、島民の理解や協力を得ることができたり、また、不審船舶や漂流物発見のため陸上及び海上からのパトロールの実施、警察と協力しての空港における不審出入域者に係る監視等については、与那国島における犯罪の防止、防圧、ひいては日本の安全・安心のために微力ではありますが、寄与しているのではないかと思い、やりがい感じております。

 

業務を行う上で特に苦労されることは

 当監視署は、一人勤務官署であり、日々の監視取締業務及び庁舎の修繕、台風の後片付け等の庁舎管理から会議資料の作成までを全て一人でこなさなければなりません。また、業務上の処理方法やトラブル発生時等に相談、フォローしてくれる同僚職員が身近にいない不安、あるいは業務上の苦労を分かち合える者がいない寂しさを感じることもあります。そのようなとき、島民の方々の言葉がいつも励みになっています。

 

特に思い出に残っていることは何ですか

 昨年度、与那国町が実施した国境交流推進事業において、沖縄地区税関の本関及び支署職員の協力を得ながら、台湾とのチャーター便運航の際の税関関係手続をスムーズに行うことができ、本事業を無事成功に導き、地元の活性化に微力ながらも役立てたことが思い出深いです。

 また、昨年の10月に与那国中学校で行った「薬物乱用防止講演会」後に、同校の生徒の皆さんから、「将来、不正薬物には絶対手を出さない」という感想を頂くことができ、大変うれしく思っております。

 

国民の皆様に知ってもらいたいことはありますか

 税関行政を行っていく上で、国民の皆様の理解と協力を得ることは、大変重要と思いますが、与那国監視署での一人勤務を経験する中、島民の皆様との心温かな交流を通じて、その思いは更に強くなりました。

 特に国民を不幸に陥れる不正薬物、凶悪事犯に使われかねない銃器の密輸入を絶対に許さない意識を持っていただくこと、そのために税関をはじめとする取締機関への密輸入に関する情報提供等へのご理解及びご協力を、今後ともよろしくお願いします。

 

今後の抱負をお聞かせください

 今回の受賞を励みにして、今後も与那国町の地域社会に根差しながら、不正薬物、銃器の密輸出入防止をはじめとした税関業務に邁進し、安全・安心な日本であることを目指して勤務してまいりたいと思います。

位置図

巡回・海上監視

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