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第1編 ≪人事行政≫

第1部 ≪人事行政の動き≫

第1章 人事行政この1年の主な動きと今後の課題

XII 重要性を増す公平業務


1 公平業務の処理状況

公平業務は、近年、不利益処分の不服申立て等の公平審査事案の受付件数、苦情相談件数が増加していることから、より一層の迅速かつ適切な処理が重要な課題になってきている。

表2 公平審査事案等の処理状況


2 申立てを認容した事案

不利益処分の不服申立て等公平審査事案の判定は、平成11年度は69件であり、その大部分は処分等を承認する(請求を棄却する)内容のものであるが、不利益処分の不服申立て事案については2件の申立てに係る処分を取り消し、災害補償の実施に関する審査の申立て事案については、一部容認を含め3件の申立てを容認した。

これらの中には、

などがある。

なお、分限免職処分を取り消したのは、昭和29年以来で46年ぶりである。

3 苦情相談体制の強化、充実

行政の高度化等に伴い職員の勤務条件、勤務環境が大きく変化する中で、勤務条件や人事管理についての職員の悩み事や不満が増大しており、その内容も複雑・多様化してきている。これら職員の悩み事や不満を解消し、公務能率の維持・増進を図る上からも、苦情相談業務の重要性がますます高まってきている。

このような状況を踏まえて、人事院は、苦情相談に対する適切な対応の推進を図るため、各省庁との密接な連携を前提とした処理体制の強化、手続の制度化などを含め、苦情相談の処理の在り方について検討を行い、新たに職員からの苦情相談に関する規則を制定することとしている。


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