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第1編 ≪人事行政≫

第2部 ≪平成11年度業務状況≫

第1章 職員の任用

第4節 II種・III種等採用職員の幹部職員への登用


公務の一層の活性化を図るためには、能力・適性に基づく人事管理を徹底していく必要があり、その一環として、意欲と能力のある優秀なII種・III種等採用職員の幹部職員への登用を一層推進していくことが必要であるとの認識の下、人事院では、平成11年3月に、意欲と能力のある優秀なII種・III種等採用職員の早い時期からの選抜、計画的育成等についての具体的な手法を盛り込んだ「II種・III種等採用職員の幹部職員への登用の推進に関する指針」(平成11年3月19日付け任企-73人事院事務総長通知)を各省庁に示した。

この指針に基づき、各省庁の人事担当課長で構成する「II種・III種等採用職員登用連絡協議会」を設置し、平成11年4月26日に第1回の会議を開催して、各省庁とII種・III種等採用職員の幹部職員への登用状況等に関する意見交換、情報交換等を行うとともに、指針に基づく登用の推進に積極的に取り組んでいくことについて各省庁申合せを行った。

また、登用施策の一環として、各省庁が選抜し、幹部登用に向けて計画的に育成しようとしている「計画的育成者」を対象として、係長級及び課長補佐級の「行政研修(特別課程)」を実施することとし、平成11年度は係長級の研修を2回実施した。

平成12年3月28日には、第2回連絡協議会を開催して、行政研修(特別課程)の実施結果の報告や登用施策に関する意見交換、情報交換等を行った。

各省庁においては、上述の指針に基づく計画的育成のための基本方針を策定するとともに新たに創設した行政研修(係長級特別課程)にも積極的に「計画的育成者」を参加させている。

また、今回の指針に基づく幹部職員への登用の推進に向けた取組に着手したところであり、まだ大きな動きが見えるという状況には至っていないが、本省庁の局次長等の指定職ポストへの新たな登用、新たな本省庁課長や地方支分部局の長ポストへの配置、本省庁の準課長等への優秀者の早期昇任、従来I種採用職員が就いていた企画・立案、法規等を担当する課長補佐や係長ポストへの配置の拡大、「I種ポスト」や「II・III種ポスト」といった試験別ポスト運用の弾力化、幅広い職務経験を通じ幹部職員に必要な知識、能力を身につけさせるための部門間異動の拡大など新たな取組もみられる。

人事院では、今後とも各省庁との間で緊密な連携を保ちつつ、行政研修(特別課程)の受講者のその後の人事配置、昇任等についてフォローアップを行う等、II種・III種等採用職員の幹部職員への登用を着実に推進していくこととしている。


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