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第2編 ≪国家公務員倫理審査会の業務≫

第1部 倫理制度に関するこの1年の主な動きと今後の課題

2 倫理制度をめぐる状況


倫理法・倫理規程の施行以来、倫理審査会は、各府省とともに、その適切な運用と職員の倫理意識の徹底に努力を続けてきた。施行から3年が経過し、倫理法・倫理規程が、遵守すべきルールとして着実に根付いてきている。各府省等からも、「現場でも定着しつつある」「仕事のやり方が合理的になった」という声も聞かれる。しかしながら、倫理法・倫理規程の直接の対象とはいえないものの、公務員の倫理感の欠如が問われる不祥事が幾つか起きたこともあり、公務に対する国民の信頼が回復したとはいまだいえない状況が続いている。

施行当初に見られた、倫理規程を誤解して規制の範囲を広く考えたり過剰に行動を自粛したりする傾向は、3年の間にかなり減り、落ち着いてきている。しかし、いまだ解消するまでには至っていない。「民間との接触について職員が消極的になっている」「過度に自粛している部分が残っている」等の意見も寄せられている。そのため、倫理審査会では、引き続き広報・周知活動に努めるとともに、随時、各府省等に倫理規程の解釈を示すことにより、倫理規程の適切な運用の確保を図っている。


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