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第2編 ≪国家公務員倫理審査会の業務≫

第1部 倫理制度に関するこの1年の主な動きと今後の課題

4 今後の課題


倫理審査会では、これまで聴取した意見や要望を踏まえ、倫理制度の在り方について検討を続けている。

倫理規程については、全体としては評価する声が多い一方で、公務員が萎縮しているとか情報収集に支障が生じているといった意見も聞かれる。しかし、倫理規程が原因で公務員が萎縮したり、情報収集等のための活動が停滞し、公務に支障を来すようなことはあってはならない。公務の公正な執行に対する国民の信頼を確保しつつ、公務員が誇りを持って生き生きと行動できることが重要である。

倫理審査会は、このような認識の下、倫理規程全体の枠組み、公務員の情報収集等の活動の在り方など、多くの点について議論しながら、倫理規程の望ましい在り方を探っていく必要があると考えている。

倫理審査会は、倫理規程の施行の日から5年以内に、その施行状況等について検討し、検討の結果改正が必要であると認めるときには内閣に対し意見の申出を行うこととされている(倫理規程附則第2条)。現在、施行から3年が経過しており、今後、5年以内を目途に、改正の必要の有無について判断を示せるよう、検討を進めていくことにしている。その際には、これまで聴取してきた意見やモニターへのアンケート調査結果等に加え、各方面の様々な意見等を更に聴取するとともに、職員の意識の状況等も把握するなどして、多角的に検討を行っていく予定である。検討の結果、倫理規程の一部を見直すことが適当との結論に至れば、内閣に意見の申出を行うこととなる。


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