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第1編 人事行政

第1部 政治任用〜主要諸国における実態〜

第1節 政治任用をめぐる動向

1 現行制度


議院内閣制の我が国においては、国会における多数党が内閣を組織し、行政権を行使することとされている。内閣総理大臣により任命された各省大臣は行政事務を分担管理し、その機関の事務を統括するとともに職員の服務を統督する。

各大臣の下には、平成13年(2001年)の省庁再編時より副大臣と大臣政務官(現在全府省計で48人)が置かれているが、政治家のポストはここまでに限られ、事務次官以下、各省において行政事務を担当する者は一般職の国家公務員とされている。

職員の任命権は各大臣に属するが、任用はメリット・システム(成績主義)に基づいて行われ、能力要件を満たす限りにおいて民間等からの中途採用も行われてはいるものの、現在のところ、公務員採用試験によって採用された職業公務員が昇進を重ね、通常の昇進ルートの延長線上で事務次官までのポストを占めるのが通例である。


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