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第1編 人事行政

第1部 政治任用〜主要諸国における実態〜

おわりに


「政治任用〜主要諸国における実態〜」というタイトルが示すとおり、本稿の目的は、政治任用について特定の方向性を示すことや、その在るべき姿について人事院の考えを紹介することではない。むしろ、予断を与えずに、客観的な資料を提供し、各方面での議論に資することを目的としている。すなわち、議論の到達点ではなく出発点を示すこと、議論を行う者がその基礎として共有しておいた方がよいと思われる諸外国の情報を整理することである。政治任用の議論が行なわれる際に、事実を踏まえた幅広い議論が展開されることに、本稿が幾ばくなりとも貢献できれば幸いである。

人事院としては、今後も、人事行政の専門機関として、有識者の意見を幅広く聴取するなどして、この問題の研究を発展させてまいりたい。

本稿の作成に当たっては、現地調査や各国からの招聘を通じて、米英仏独の関係者から制度や実情等を聴取するとともに、多くの国内の有識者の方々にも貴重なご意見を頂いた。この場を借りてお礼申し上げたい。また、各国の実態等について、できる限り正確で新しい情報の入手に努めたが、なにぶん外国のことでもあり、本稿中にもし誤解等があればご教示を頂ければ幸いである。


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