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第1編 人事行政

第1部 人事行政この1年の主な動きと今後の課題

XII 早期退職慣行の是正と再任用制度の積極的な活用


近時のいわゆる「天下り」に対する国民の厳しい批判にこたえ、公務に対する国民の信頼を保持していくためには、早期退職慣行を是正し、公務内において長期に能力を活用できるよう、人事システムを再構築することが重要である。

現在、各府省では、人事運用面、組織面の見直し等により、在職期間の長期化に向けた取組が進められているが、人事院としても専門スタッフ職俸給表の新設など在職期間の長期化に資する環境整備について検討するなど必要な協力を行っていくこととしている。

また、本格的な高齢社会を迎え、公的年金の支給開始年齢の引上げが行われる中、職員が定年後の生活に不安を覚えることなく職務に専念し、長年培った能力・経験を有効に発揮できるよう再任用制度が導入されており、定年後も公務内において引き続き働く意欲と能力を有する職員をできる限り再任用していくことが求められている。

再任用上限年齢の段階的引上げに伴い、当面、再任用を希望する者が増加することが見込まれており、職員の意向に配慮しつつ、再任用短時間勤務の一層の活用を図ることなどが必要である。このため、人事院としては、各府省に対し指導・助言を行うなど再任用制度の円滑な運営に向けた取組を進めてきているところである。


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