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第1編 人事行政
第1部 人事行政この1年の主な動きと今後の課題
XV 不服申立て・苦情相談の充実
2 苦情相談への対応
職員から申出のあった苦情相談は、配置換、転任という任用関係をはじめ、給与、勤務時間などの勤務条件に関するもののほか、いじめ・嫌がらせ、セクシュアル・ハラスメントに関するものなど多岐にわたっている。
特に複雑・高度化する行政需要や職員を取り巻く環境が大きく変化する中で、いじめ・嫌がらせ、セクシュアル・ハラスメントなど人間関係に起因する複雑で質的に解決の困難な相談が増加する傾向が見られる。
苦情相談は、問題を未然に防止するという役割も担っていることから、各府省との連携を強化し苦情相談を実効あらしめるよう「苦情相談に関する府省連絡会議」や「各府省苦情相談担当官研修」を実施し、各府省においても同相談への対応体制が充実されるよう努めている。
なお、職員の苦情相談の利便性の向上を図るため、電子メールによる苦情相談を受け付けるとともに、毎月1回「土曜相談室」を開設してきたところであるが、平成17年度からは原則毎月第2、第4土曜日の2回に拡充した。
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