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第2編 国家公務員倫理審査会の業務

第1部 倫理制度に関するこの1年の主な動きと今後の課題

2 倫理制度に関する意見聴取

(1) 有識者との懇談会等


倫理審査会では、倫理規程が施行されて以降、各界の有識者等からの意見聴取を続けているが、平成17年度は、東京及び高松市において、報道関係者、学識経験者、企業経営者等の各界で活躍している有識者と倫理審査会の会長や委員との懇談会を開催した。懇談会においては、倫理法・倫理規程に対する評価、公務員の情報収集の在り方、公務員倫理を保持するための施策など、倫理制度に関する様々な意見を聴取した。

また、各府省の官房長等との懇談会を実施し、各府省における倫理法・倫理規程の運用状況や、業務への影響、倫理法・倫理規程に対する要望事項などを聴取した。

●有識者との懇談会における主な意見例●
  • ○ 倫理規程については、あまり細かく規定で決めてしまうと、人間関係がぎくしゃくして互いに信頼できないということになるおそれがあり、仕事の面でプラスにならないのではないか。どこまでが適正な範囲か、ということを判断しながら、もう少し皆がはつらつと仕事をできるようにしてほしい。
  • ○ 倫理規程については、旧来の価値観でやっている人もいる中で、これくらいのものは守ってもらわなければならないものだと思う。
  • ○ 倫理意識を高めるには、トップがきちんとした姿勢を部下に見せて、何をやってはいけないかを明確に言明し、その意思を隅々まで行き渡らせることが重要である。
  • ○ 内部通報制度は非常によいシステムである。通報者の匿名性を確保しながら適切に処理する仕組みを作っておけば、自分の組織の恥部を知るためには内部通報が一番よい。
  • ○ 公務員に民間企業が近づくのは許認可等の権限があるからであるが、ルール違反には官民を問わず厳しい処分をすべきである。

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