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第2編 国家公務員倫理審査会の業務

第1部 倫理制度に関するこの1年の主な動きと今後の課題

3 倫理制度をめぐる状況と今後の課題


倫理法・倫理規程は、施行から6年が経過し、倫理審査会が各界から聴取した意見やアンケート調査結果からは、倫理法・倫理規程により職員の意識や行動が変化し、職務に係る倫理の保持に一定の効果が出ていることがうかがえる。しかし、前述のアンケート調査結果では、倫理規程の内容について、おおむね妥当なものであるとの評価を得ている一方、平成17年4月の倫理規程の一部改正について、一般国民のみならず、国家公務員と接触する機会が多いと思われる民間企業の経営者等においても、これを知らなかったという回答が多く認められたことから、倫理規程の具体的な規制内容等についての認知度はまだ十分とはいえず、更なる広報・啓発活動が必要であると考えている。

また、組織ぐるみの不祥事など、公務に対する国民の信頼を揺るがすような事案が跡を絶たないことから、倫理審査会は、公務内における内部通報の定着も含め、不祥事の発生を許さないような組織風土の構築に取り組んでいく必要があると考えている。

今後も倫理規程の施行状況等を見ながら、公務の公正な執行に対する国民の信頼を確保しつつ、公務員が誇りを持って生き生きと働けるよう、倫理保持の在り方について検討を続けていく必要があると考えている。


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