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第2編 国家公務員倫理審査会の業務
第2部 平成17年度業務状況
第1節 倫理の保持を図るための啓発活動等
1 倫理制度の周知徹底、広報活動
倫理法・倫理規程の適正な運用を確保するためには、その内容が、これらの法令の適用を受ける職員や職員と接触する民間企業等に十分理解されることが重要である。そのため、倫理審査会は、平成17年度において次のような施策を実施した。
- (1)各府省の本府省倫理事務担当者を集めた会議を開催し、倫理法・倫理規程の運用に関する説明を行うとともに、各府省における適正な運用を図るため、各種パンフレット等について、平成17年4月の倫理規程の改正内容を踏まえた改訂版を作成し各府省等に配布する等の資料提供を行った。さらに、その一環として、平成18年2月、各府省からの個別の照会事項に対する倫理審査会の回答を掲載した「国家公務員倫理規程事例集」について、倫理規程の改正内容を踏まえ、これまで発行した事例集の掲載事例を整理した上で、新たな事例を追加した「国家公務員倫理規程事例集(平成17年改訂版)」を作成し、各府省等に配布した。
- (2)倫理審査会のホームページにおいて、「国家公務員倫理規程事例集(平成17年改訂版)」や各種パンフレット、贈与等報告書の提出状況を掲載するなど、その内容の充実を図った。
- (3)平成14年度から実施している「国家公務員倫理週間」(12月1日から7日までの1週間)に際し、倫理意識の啓発促進用ビデオ「あなたならどうする〜倫理的行動のススメ〜」を作成するとともに、公募作品の中から採用した標語「国民の 目線で見つめる 職場の常識」を用いて啓発用ポスターやパンフレットを作成し、各府省等に配布した。また、公務員倫理に反する行為に係る情報提供を受け付ける「公務員倫理ホットライン」を設置したほか、各府省等の担当者を対象とした講演会を開催し、人事院広報誌「人事院月報」においても公務員倫理の特集を掲載した。さらに、倫理監督官(各府省事務次官等)に対し、所属職員を対象とする公務員倫理に関する講話の実施を依頼した。
▲公務員倫理に関する講演会

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