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第1編 人事行政
【第1部】 今後の幹部要員の確保・育成の在り方 〜民間企業や諸外国の実態を踏まえて〜
第2節 民間企業における幹部の選抜・育成の実態
1 採用
ヒアリング調査を行った企業における採用は、おおむね新規学卒者が主体であり、その中心は大卒である。
大卒事務技術職について、総合職と一般職の区分を設けている企業は9社であり、総合職と一般職の区分を設けていない企業は12社であった。なお、区分を設けている9社のうち、一般職の採用者が大卒全体の1割程度以下の企業が2社、ゼロの企業が2社あった。
総合職と一般職の区分を設けている企業では、総合職を基幹的・中核的業務に従事する者と位置付けているのに対し、一般職は基幹的業務に付随する補助的業務に従事する者と位置付け、いずれの企業においても一般職には転居を伴う勤務地の異動をさせていない。
大卒事務技術職の採用数(総合職と一般職の区分を設けている企業については総合職に限る。)別企業数は、表2のとおりである。
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