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第1編 人事行政

【第1部】 今後の幹部要員の確保・育成の在り方 〜民間企業や諸外国の実態を踏まえて〜

第2節 民間企業における幹部の選抜・育成の実態

3 幹部の選抜方法


部長級への選抜方法について、図6に掲げる11の選択肢を示し、当てはまるものを全て選択してもらったところ、21社全社が「通常の人事・業績評価の結果」を用いるとしているほか、16社が「上司の推薦」を用いるとしている。次いで、「人事部の推薦」(9社)となっている。

課長級への選抜方法もおおむね部長級の場合と同様の結果であったが、両者を比較すると「論文・レポート・プレゼンテーション審査」は課長級の方が多くみられ、他方、部長級については「役員会の決定による指名」が課長級の場合より多くなっている。(図6

なお、ヒアリングの際、部長級の選抜については、経営トップの意向が強く反映されるとコメントする企業も多かった。

[図6]昇進者を選抜するための方策

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