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第1編 人事行政
【第2部】 人事行政この1年の主な動きと今後の課題
Ⅱ 多様な有為の人材の確保、育成
2 経験者採用の拡充・国家公務員中途採用者選考試験(再チャレンジ試験)の実施
公務部内の育成では得られない専門性や多様な経験を有する有為の民間人材の選考採用を推進する目的で平成18年度に人事院が導入した「経験者採用システム」は、平成19年度においては8省庁の選考採用で利用された。(表1)
専門的な知識経験を有する民間人材の公務への採用は今後大幅な拡充が求められることが想定されることから、人事院では引き続き各府省の選考採用を募集や能力実証において積極的に支援することとしている。
また、平成19年度には、30〜40歳程度の者にも就職機会を提供する仕組みとして、閣議決定の趣旨を踏まえ、職業経験の有無にかかわらず誰でも応募することができる国家公務員中途採用者選考試験(再チャレンジ試験)を実施した。当初の採用予定数152人に対し、25,075人から申込があり、合格者(採用内定者)数は162人、倍率は154.8倍であった。
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