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第1編 人事行政
【第2部】 人事行政この1年の主な動きと今後の課題
Ⅵ 退職環境の整備
2 早期退職慣行の是正
近時のいわゆる「天下り」に対する国民の厳しい批判にこたえ、公務に対する国民の信頼を保持していくためには、幹部職員の退職年齢の計画的引上げなど、早期退職慣行を是正し、在職期間の長期化を図ることが必要である。そのためには各府省において、いわゆる「キャリア・システム」の運用の在り方も含め、人事管理全体の見直しの中で、複線型人事管理の導入を図るなど、能力・実績に応じた昇進管理を強化していくことが重要である。
複線型人事管理の導入に向けての環境整備の一環として、平成20年度から専門スタッフ職俸給表が新設されるが、人事院としては、この制度が各府省において定着し、適切に運用されていくよう、今後も必要な協力を行っていくこととしている。
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