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第1編 人事行政
【第3部】 平成19年度業務状況
第1章 職員の任用
第1節 採用試験
1 人材確保対策
行政には、国民生活の向上を図るとともに、国際社会における国としての競争力を確保していくことが期待されており、公務員には、従来にも増して、国民本位の視点、創造性、専門性等を持つことが求められている。このため、公務部門に高い志を持ち、意欲ある有為の人材を確保していく必要がある。
そのため、各府省共通の採用試験であるⅠ種試験及びⅡ種試験を中心に、これら受験を希望する人を対象に、以下の募集活動を行った。
募集活動 |
実施回数等 |
参加人数等 |
内容等 |
各府省合同業務説明会 | 25都市 55回 | 約 11,500人 | 各府省が参加(公務の魅力や各府省が期待する人材をPR) |
霞が関 OPENゼミ | 2回 | 延べ約 9,500人 | 各府省を開放して職場の雰囲気を生で感じ取ってもらうための体験型セミナー |
地方機関ツアー等 | 12都市 | 延べ約 8,000人 | 地方管区機関を開放して実施 |
女子学生セミナー | 11都市 13回 | 約 1,300人 | 女性職員との意見交換等 |
大学主催ガイダンス | 136大学 169回 | 約 6,400人 | 各大学のガイダンスに職員を派遣 |
メールマガジン配信 | 月 2回 | 登録者約 12,000人 | 国家公務員採用関連情報を幅広く発信 |
霞が関特別講演 | 春(2大学 15回) 秋(2大学 9回) |
春(30府省 2,716人) 秋(18府省 779人) |
大学、大学院生に対し、各府省の行政官を講師とする講演会を実施 |
霞が関インターンシップ | 1回 | 6大学院 33人、11府省 | 公共政策大学院生が各府省の業務を体験 |
これらのイベントには多くの学生が参加し、「各府省の若手職員と意見交換ができ、公務の内容、魅力が実感できた。」との意見が寄せられた。
また、Ⅰ種試験の受験者が官庁訪問を円滑に行えるよう、合格発表日の翌日の平成19年6月20日から同年7月10日まで人事院内に相談コーナーを開設するなど、多くの受験者からの採用相談に対応した。
人事院では、大学生、大学院生に国の行政や政策課題に対する理解を深めてもらうとともに、公務そのものに対する興味や関心を持ってもらうため、大学、各府省と連携し、現在の我が国の行政の課題と展望について、各府省の第一線で活躍する行政官を講師とする「特別講演会」を実施しています。
実施内容 |
延べ講演府省数延べ参加人数 |
|
霞が関特別講演(春) |
「これからの日本の課題」を共通テーマとして、各府省が共通テーマに沿った政策課題について講演。( 2大学 計 15回) | 30府省 2,716人 |
霞が関特別講演(秋) |
各回ごとの政策テーマ(「イノベーションの創造」等)について、各回 2府省がそれぞれの立場から講演。( 2大学 計 9回) | 18府省 779人 |
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