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第1編 人事行政

【第3部】 平成19年度業務状況

第5章 職員の福祉

第1節 健康安全対策

2 安全の確保

(1) 職場における災害の防止

職場における災害の発生を防止し、安全管理対策を推進するために、各府省から職場における災害の発生状況等について報告を受けている。特に死亡事故等重大な災害については、詳細な報告を受け、的確な再発防止措置が講じられるよう指導するとともに、その後の措置状況について確認するなど、災害発生の予防の徹底に努めている。

また、報告のあった災害状況をまとめ、各府省に提供し、類似の災害発生防止に役立つよう指導を行った。

平成18年度に職場で発生した災害により1日以上休業した者は図5‐1のとおりで、前年度に比べ17人の増加となった。増加した要因としては、武道訓練(前年度に比べ25人増)が挙げられる。なお、死亡者はいなかった。

災害の発生状況を事故の型別にみると、図5‐2のとおり「武道訓練」が前年度に引き続き最も多く、次いで「転倒」、「墜落・転落」、「動作の反動・無理な動作」、「交通事故(道路)」となっており、これらで全体の約7割を占めている。

[図5-1]死傷者数の推移〔休業1日以上(平成9年度〜18年度)〕

[図5-2]事故の型別死傷者数〔休業1日以上(平成18年度)〕

(2) 設備等の届出等

各府省は、ボイラー、クレーン等安全管理上特に配慮を必要とする設備の設置等の際には、人事院に届け出ることとなっている。平成19年度は135台(設置99台、変更6台、廃止30台)の届出があった。

エックス線装置についても、同様に届け出ることとなっており、平成19年度は86台(設置53台、変更2台、廃止31台)の届出があった。


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