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第1編 《人事行政》

【第2部】 幹部職員等の育成と選抜

第2章 国以外の幹部職員の育成・選抜の状況

第1節 民間企業における幹部職員の育成・選抜の状況

2 幹部職員の早期選抜についての取組


 幹部職員の選抜の在り方については、回答のあった15社のうち11社において、現在、適正な昇進選抜が行われているとの認識の下、選抜の早期化等の見直しの必要性はないとしている。一方、
・ 係長級への登用を早期化するとともに、新たに人事評価に基づき給与面で降格を可能とする制度を導入
・ 経営リーダーの早期選抜・育成の観点から、部長級及び役員候補の選抜時期を早期化する方向での取組を実施中
・ 役職定年を前提とした育成を図るため、課長級候補者の選抜について早期化を予定
といった取組もあり、早期選抜が課題となっている企業もみられる。
 このほか、幹部に求められる資質に関し、グローバル化に対応することができるリーダーの確保・育成が課題であるとする企業があった。


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