近年、災害が頻発化・激甚化しており、大規模災害が、いつ、どこで、発生するか分からない状況です。沿った支援ができるように取り組んでまいります。国民の皆様におかれましても、ハザードマップや避難所の確認など、日頃から災害への備えをお願いいたします。― 和四年台風第一四号)が上陸し、宮崎県を中心に、河川の氾濫や土砂災害、停電(約三五万戸)や孤立集落の発生など、甚大な被害が発生しました。況の調査を行うため、宮崎県の西米良村、諸塚村、椎葉村に派遣されました。いて、被災現場の全周方位の写真や動画、点群データを取得しました。また、これらのデータをインターネットにより関係機関とリアルタイムに情報共有しました。道路が寸断されるなど、非常に危険で、職員が立ち入ることが困難な地域が多数ありますが、このように、デジタル技術を導入することにより、職員にとって安全で効率的な調査が可能となりました。ルデータを自治体に提供することで、復旧工法の検討や災害査定への活用など、自治体への充実した支援を行うことができ、被災地の早期復旧に貢献しました。令和四年九月の台風対応では、ドローンやデジタル技術が活用されたとのことですが、具体的な活動内容についてお聞かせください。令和四年九月には、九州地方に観測史上四番目に大きな台風(令九州地方整備局のTEC―FORCEは、公共土木施設の被災状そこでは、ドローンやスマートフォン、三六〇度カメラなどを用被災直後は、山の斜面が崩壊し、さらに、被災状況調査のデジタ― 業務を通じてやりがいを感じられるのは、どのようなことでしょうか。TEC―FORCEの隊員は、日頃は他の職員と同様に、河川・砂防、道路や港湾などの社会資本の整備や維持管理業務を行っています。被災地での派遣活動は、危険の伴う業務ではありますが、平時での業務を通して身に付けた専門的な技術力を大いに発揮できる場でもあります。被災自治体の要望に応え、信頼を得ながら、被災地の早期復旧という成果を上げることが、職員のモチベーションとなっています。― 最後に、国民の皆様へメッセージをお願いします。TEC―FORCEは、現場力を最大限に発揮して、被災地に寄り▲被災状況調査の様子▲排水ポンプ車による緊急排水の様子13
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