人事院月報 2024年6月号 No.898
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「TAKAMATSU高松市松島町から現在の地、サンポート高松地区に移転しました。かつて、瀬戸内海を隔て宇高連絡船が四国と本州(岡山県)とを結ぶ足となっていましたが、昭和六三年、香川県坂出市と岡山県倉敷市との間に瀬戸大橋が開通されたことを機に連絡船の運航が終了し(平成三年にJR宇高航路が廃止)、高松港の埋立てなど港に面したJR高松駅周辺一帯が再開発されてできた地区です。地方合同庁舎(北館・南館)、地上三〇階建ての高松シンボルタワー、高松港旅客ターミナルビル、ホテルなどの施設が駅前広場を囲み建ち並び、旅客ターミナルビルを隔てて高松城跡(堀に海水を引き込んだ海城で日本三大海城の一つ)、そして、小人事院四国事務局は、平成二九年一一月、この地区には、国の機関が入居する高松豆島を始めとする瀬戸内の島々を結ぶフェリー乗降場などがあり、微かに潮の香りも漂う癒しの景観が広がります(四国事務局は庁舎南館の二階フロアにあり、残念ながら海を臨むことはできません)。サンポート地区は現在更なる開発が進行中で、三月にJR高松駅に直結の複合商業施設ORNE(高松オルネ)」が開業し、一一月には中四国最大級の一万人を収容可能な「あなぶきアリーナ香川」が完成の予定です。令和九年夏には外資系高級ホテルが開業予定となっているなど、事務局周辺は人の流れも変わり、ますますの賑わいを見せることが予想されます。このため、「プロムナード化」、いわゆる「遊歩道化」に向けた実証実験も行われました。さらに、インバウンド観光客を取り込むべく、令和七年に開催される大阪・関西万博や三年に一度の瀬戸内国際芸術祭にも大きな期待を寄せており、高松を中心に香川県、ひいては四国の経済の活性化に大きくつながるものと思います。~四国の魅力再発見。昔と今とこれから~四国事務局と高松エリア地方事務局の今四国事務局管内の紹介 高松地方合同庁舎(手前が南館)高松シンボルタワーから瀬戸内海を臨む(右上が屋島。左下が建設中のアリーナ)32四国事務局長秋葉 剛

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