roudoukyoku/content/contents/kenan13pdf.l.. ..jp/yamagata-https://jsitemhwgoISBNNo978-4-8059-1933-0 C3060」などがす潜在的な根源とされているもので、そうはいっても、普段安全衛生にかかわる業務を行っていたり、危険感受性が高い方でないとハザードの特定そのものが難しい場合があります。そのときは、・現場で働く人に作業中過去に危ないと感・厚生労働省が運用する「職場のあんぜん・事故の型(墜落転落、転倒等、具体的なじた場所、作業がなかったか確認するサイト」における同業他社の事故事例を参照し、事故の原因となっていたハザードと同じハザードがないか確認する分類は厚生労働省のHP※に記載)を参照して、ハザードを特定する方法(例えば「墜落転落」というキーワードを参照し、「墜落転落」が起きそうな(危険な)場所として高所での作業がないか等確認するなど)※事故の型の分類・労働安全衛生コンサルタントや当協会のような安全衛生支援機関に相談し、専門家の助言を受けるといった方法でハザードの特定を行うこともできます。② リスクの見積りリスクの見積りは、リスク低減措置を講ずる優先度を決定するために行います。一般に「発生する恐れのある災害の重篤度(けがの程度)」が高く、「発生する可能性度合い(発生頻度)」が高いものをリスクが高いとして見積もります(図2参照)。この見積り方法については、より客観的、かつ定量的な方法(誰が行っても大きな違いはなく皆が納得しやすい方法)に関する教本(例えば、当協会の出版物であれば「厚生労働省指針に対応した労働安全衛生マネジメントシステム リスクアセスメント担当者の実務、中災防 ある)に譲ります。しかしながら、このリスクの見積りは、リスクの低減措置を講ずる優先度を決めるためのものにすぎないため、教本に示されるような定量的な方法が難しいと感じれば、必ずしもこれらによらなくても構いません。例えば、安全に関する委員会等を利用し、現場で働く方も含め関係者で話し合い、それぞれのハザードのリスクレベルを定性的に議論して、優先度を決めるといったことでもかまいません。③ リスク低減措置の内容の検討リスクを低減するための優先度については、②のリスクの見積りにおいてリスクレベルの高い順となります。リスクの低減措置の検討においては、図3の優先順位で検討することとなります。リスクアセスメントの実施手順リスクの見積り方法の例(考え方)図1図207
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