人事院月報 2024年7月号 No.899
28/36

あり、近いうちにコーヒーでも、とお誘いし、後日面会しました。代表部として広報などサポートするので、UNIDOが日本の若者向けにオンライン採用説明会を開催できないかと提案したところ、二つ返事で引き受けていただけました。向けに説明会を開くことは重要であると信じていること、日本には国際協力機構(JICA)があり、UNIDOの知名度がそれほど高くないことをもったいないと考えていることなどお話しし、話の半分も伝わっていないのではないだろうかと不安になりながらも一生懸命話しました。開催に当たり、どれほどの参加者数を期待するか聞いたところ、人事課長はこれまでアウトリーチできなかった日本の若者に対してUNIDOが直接アピールできるのなら、人数など問題ではないと言っていただき、ほっとしつつ、少しでも多くの参加者を集めたいと思いました。課担当者は大変協力的でした。Teamsでこ自分が人事院からの出向者であり、若者オンライン採用説明会のUNIDO人事Teams会議の設定を一緒に行うなど、比較うした説明会を主催するのは初めてとのことで、彼女のオフィスで「このボタン押すとどうなるんだろう?」「日本語翻訳機能の精度って高いの?」など聞かれながら的スムーズに進みました。ただ、全編英語で二日間にわたり当地午前中に開催する説明会は参加のハードルが高いのではないかなどと心配する自分とは対照的に、「質疑応答の時間足りないかな?」「参加者が一斉に画面・音声オンで質問をし始めないよう、発言前には手を挙げさせようか?」と聞いてくる彼女に対しては、当日ショックを受けないよう、アジアの学生はそこまで積極的じゃないかもしれないと、彼女をがっかりさせないよう気を遣って話す場面も多々ありました。ひどく低い参加率、た様子で何度もログインし直す主催者、耐え難い沈黙と白ける質疑応答・・・など開催直前は悪い想像で胃が痛くなりましたが、幸いそれらは杞憂で終わり、常時五〇人程度がアクセスする中、スムーズに会は進行し、参加者の積極的な姿勢が印象的な会となりました。国際機関就職に関心のある方を広く対象として、当地の国際機関邦人職員会との合同で国際機関職員キャリアセミナーを開催しました。オンライン配信と代表部会議室を利用した現地開催のハイブリッド形式で実施し、ウィーン所在の四つの国際機関から、採用経緯などそれぞれ異なる邦人職員五名の方々から国際機関職員を目指すようになったきっかけ、ご経歴、職場での印象的なエピソードなどをお話しいただきました。当日は一〇〇名弱の方がオンラインで、二〇名弱の方が現地でセミナーに参加し、質疑応答の時間は正規ポスト獲得に向けた助言やキャリア構築の軸、仕事と家庭の両立など、登壇者のお話に関連した質問が飛び交いました。国際機関の空席公募は、関説明会に向けたUNIDOとの調整国際機関職員キャリアセミナーJapan-UNIDOオンライン採用説明会の様子(筆者は右下)回合か線らの焦不具っ26

元のページ  ../index.html#28

このブックを見る