しながら仕事をし、健康診断などを活用しながら、がんや脳卒中などの循環器疾患を予防するために、少しずつ生活習慣の改善に努めていくことが重要です。ることが主目的であり、アウトカムは罹患率の低下、つまり、メンタルヘルス不調者を減らす、大腸がんになる人を減らすなどになります。健康教育を受けてメンタルヘルス維持やがん予防の知識を学び、生活習慣の改善などで病気にならないようにすることが一次予防になります。が診断され、一生涯の中で、日本人男性の三人に二人、女性の二人に一人が罹患する病気であり、がんは、日本人にとって身近な病気で、いつ、誰がなってもおかしくありません。特に、五五歳までは女性の方が男性よりがんになる確率が高いことが知られ、女性のがんの約半数が乳がんです。『一次予防』は病気にならないようにすがんは、年間一〇〇万人以上日本人のがんの半分以上は原因不明ですが、今までの多くの医学研究で、それぞれのがんのリスクファクター(危険因子:がんになりやすくなるリスクを上げる因子)が知られています。「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」などの生活習慣の改善、ピロリ菌除菌、子宮頸がん予防ワクチン接種クファクター(危険因子:がんになりやすくなるリスクをあげる因子)が知られています。「禁でがんになる確率を下げることができるのです。脳卒中や心筋梗塞や糖尿病などの循環器疾患の多くは、「禁煙」「節酒」「食生活(減塩・適正なカロリー摂取・脂肪等を減らすなど)」「身体活動」「適正体重の維持」に努めることで、予防することが十分に可能です。『二次図5(図5■がんのリスクファクター)■予脳卒中や心筋梗塞や糖尿病などの循環器疾患の多くは、「禁煙」「節酒」「食生活(減塩・適正な防『循環器疾患(脳卒中・心筋梗塞等)・糖尿病』と『がん』カロリー摂取・脂肪等を減らすなど)」「身体活動」「適正体重の維持」に努めることで、予防する』ことが十分に可能です。 脳脳卒中は 心筋梗塞卒、病中4.早期発見・早期治療( 次予防)■気等をできる限り早くすぎているなら節酒を心掛け、減塩を心掛けるなど)、③直ぐに医療機関を受診するとともに、医見つけることが主目的であり、早期発見・早期治療によって、重症化を防ぐことで、具体的には、健康診断や人間ドック等です。高血圧や糖尿病、脂質異常症などの循環3.( 病一気次に予な防ら)ないように予防する4. 早期発見・早期治療(二次予防)4■がん?がんの約半数は原因不明■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■『治療と就労の両立支援ガイダンス(遠藤源樹単著・労務行政研究所)』より■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■咽頭・喉頭がんがん腫食道がん胃がん大腸がん肝臓がん肺がん乳がん子宮頸がん喫煙、飲酒、熱い飲食物禁煙、野菜や果物危険因子予防因子喫煙、飲酒、熱い飲食物、肥満、逆流性食道炎禁煙、節酒、野菜や果物塩分の摂りすぎ、ヘリコバクター・ピロリ菌、喫煙禁煙、野菜や果物肥満加工肉、赤肉(牛、豚、羊)、飲酒、喫煙肝炎ウイルスの持続感染、喫煙、飲酒運動、食物繊維ウイルス肝炎予防、禁煙、節酒喫煙、受動喫煙飲酒、ピル、ホルモン補充療法運動、節酒禁煙禁煙ヒトパピローマウイルス感染、喫煙■■■■■■■■■日本人のがんの半分以上は原因不明ですが、今までの多くの医学研究で、それぞれのがんのリス煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」などの生活習慣の改善、ピロリ菌除菌、子図4宮頸がん予防ワクチン接種でがんになる確率を下げることができるのです。■■『 次予防』は、病気をできる限り早く見つけることが主目的であり、早期発見・早期治療によって、重症化を防ぐことで、具体的には、健康診断や人間ドック等です。■高血圧や糖尿病、脂質異常症などの循環器疾患は、毎年の健康診断で経過をみることができるので、健康診断を受けっぱなしにせず、健康診断の結果を必ず確認して、要受診と指示があった場合は直ぐに医療機関を受診するとともに、生活習慣をできる限り改善することが望ましいでしょう。例えば、健康診断で血圧が■■■■■■■以上の場合は、①自宅で血圧を毎日測定後に手帳やカレンダーなどへの記録を開始して、②生活習慣を改善(十分な睡眠を確保しているか、酒を飲み師の指示に従うことが何より重要です。■血圧が高め血糖値が高め■■■が高め中性脂肪が高め多量飲酒喫煙壊疽(えそ)透析失明がんがん予防は早期発見・早期治療が重要生活習慣や感染症でがんリスク増図3がんの年代別罹患率がんのリスクファクター循環器疾患・糖尿病とがんの予防の違い高血圧症糖尿病脂質異常症等健康診断で重症化予防がん08
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