多岐にわたる諸制度に関する疑問のほか、職場での人間関係についての悩みを打ち明けるものや、現に深刻なハラスメントを受けているため具体的な対応を求めるものなど、多岐にわたっています。苦情相談の目的は、職員が将来に向けてその職場において安心して職務に専念できるようにすることであるとともに、職場の環境そのものを改善することでもあるため、個々の事案に適切に対応するためには、相談者が所属し、実際に勤務している各府省の理解、協力や相談者へのフォローアップが不可欠となっています。からなる連絡会議や研修会を開催するなどして、各府省との連携を図り、苦情相談体制の充実への支援、協力を行っています。ため、職員に向けたパンフレットやホームページにより苦情相談制度の周知を図っています。苦情相談は、人事院公平審査局職員相談課(電話:〇三―三五八一―三四八六)又は各地方事務局・沖縄事務所で受け付けています。(電話、手紙、面談)電子メールによる相談は、人事院ホームページからアクセスすることができます。苦情相談の迅速かつ適切な対応に向け各府省との連携の強化、相談者への苦情相談の利用促進苦情相談は、任用・給与・勤務時間等のそのため、人事院では、各府省の担当者そのほか、苦情相談の利用の促進を図る職員個人の不安や不満は、職場内の上司や同僚が相談に応じ解決することが重要人事院や各機関の苦情相談窓口に寄せられた相談の中には、その職員が所属する職場の上司や同僚に相談することで解決すると思われるものも多く見受けられます。相談できるような雰囲気や環境にないため相談することができないという声や、相談を行ったことにより職場内で不当な扱いをされたという声、組織への不信感から職場に相談しても無駄という声もあります。本来、職員個人の不安や不満は、職場の上司や同僚が相談に応じることで迅速に解決されるものです。限られた職員数で複雑化・高度化する業務に対応している状況だからこそ、職員一人一人が安心して職務に従事できる風通しのよい良好な職場環境や組織風土を作っていく必要があります。職員の不安や不満が職場内で解決されることで、職場への信頼感を高め、業務への意欲につなげることが重要です。24「風通しのよい職場環境はあなたの相談から」
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