人事院月報 2024年10月号 No.902
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ll..lly Wooley議員、参加者である仲間メンYou are the one who can change the worldYou are not aone本執筆を支援してくださった担当者のHo氏、励ましてくれた研修メンバーに感謝します。Glynがありました。ただ、そうした不安は、日々の刺激的で有意義なセッションに出て、同じ意志を持った仲間と朝から晩まで過ごすうちに、あっという間に吹き飛びました。また、私と同じように不安を持ちながら参加した人も多いことを知りました。も、連絡を取り合っています。本原稿の執筆予定を皆に知らせると、すぐに多くの「いいね」がやってきました。災害や事故が起き、仲間が担当をしていると分かったときは皆で励ましのメッセージを送ったり、オックスフォード関係のニュースを共有して盛り上がったりします。六日間で、強い友情で結ばれた学びの友を持つ機会に恵まれた幸運に、心から感謝したいと思います。これまでの経験と力を総動員していかすことができたという達成感も感じています。この密度の高いプログラムを、これだけ楽しみながら乗り越えることができたということは、今後の私の自信にもなると思っています。②日本人としての初の参加な環境で、リーダーシップ、インターネッその仲間とは、帰国後四か月経過した今今は、このプログラムにおいて、自分の今回、初の日本人参加者として、多国籍ト・ガバナンス、ジェンダーなど、世界の課題を直に肌で感じたことは、貴重な経験でした。今、日本の行政機関の業務は、国内だけで完結することは少なくなっています。各国の政府の課長級職員とこれだけ密に交流し、相違点や共通点を見出す経験は、今後の日本の世界における立ち位置を考えて業務を行う上で、必要なことであると思われます。プログラム全体にとっては、私が参加することにより日本人としての視点が加わり、多様性を持たせることになったのではないかと考えます。昼食や夕食時には、BSGの研究員たちが日本の状況に興味があるということで同席し、意見交換をする機会にも恵まれました。今後も、日本の国家公務員がこのプログラムで学び、経験やスキルを得て日本に持ち帰るとともに、BSGにとっても日本人の参加がメリットとして受け入れられることに期待しています。③リーダーとはこのプログラム全体を通じ、学長、講師、バーなど、出会った様々な方から、私自身が受け取ったメッセージ二つを紹介したいと思います。  (世界を変えられるのはあなただ。)  (あなたは独りではない。)この六日間の「リーダーとは何か?」と考える過程に終わりはなく、今後のキャリア人生でも模索し続けるのではないかと思います。その際、この二つのメッセージは、私を支えてくれる指針となると確信しています。世界には共通した課題があり、国や文化が違っても同じように悩む仲間がいる、そう思うことで、世界を変える一歩を踏み出すことができると考えています。この変化の大きな時代に、自ら考え、道を見極めるとともに、周囲と対話し、柔軟に対応しながら、世の中に影響を及ぼし、貢献するリーダーになりたいと思います。そのような目標を私に与える機会を提供くださった全ての方に、心から感謝申し上げます。(やじま・えりこ)36

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