人事院月報 2024年11月号 No.903
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ネットワークの構築今後の予定四 三 した経験を有する方にお願いしました。理解を深め、後述するグループワークを円滑に進めるため、各研修員に記入いただいた「自己紹介カード」を冊子にしたものを研修当日に配布します。に分かれ、行政の仕事における「違和感と背景」、「違和感の本質と求められる行動」などのテーマについて、講義を踏まえつつ、メンバーを替えながら複数回のグループワークを行います。これにより、多くの研修員と接し、様々な情報共有や意見交換を通じて、参加者によるネットワーク構築の一助となることも意図しています。て感じる、又は感じていた違和感についてグループワークや発表の場面で実際に言葉にしてもらい、講師から民間企業と公務の双方で勤務した経験を交えて、その違和感の本質や背景事情を解説することで、参加者が理解を深め、今後の行動につながることを目的としています。でのモヤモヤしていたものがすっきりした」という感想が多く寄せられており、それぞれの職場で経験採用者が適応し、活躍実施に当たっては、まず、研修員相互のそして、一班四人を基本としたグループ研修員には、中央省庁で仕事を始めてみ研修員からは、「研修を通じて、これましていくためのきっかけとなることを大いに期待しています。この集合研修の大きな役割の一つが「ネットワークの構築」です。一般的に四月一日付けで一斉に採用される新卒者の場合、同期が大勢いたり、また、初任者研修などの機会を通じて、仕事上の困ったことや悩み等を相談したり情報交換を行うことができるネットワークを構築することができると思います。中途採用者の場合、各府省によって事情が異なるとは思いますが、同期がいないことやつながりが薄い場合もあるようです。この研修を通して各府省の同じような境遇にある方とネットワークを構築することで、今後の業務にもいかしていただければ幸いです。研修員からも「他省庁の方と意見交換ができて良かった」等の感想を多く頂いています。今年度は、本府省に勤務する職員に加えて、地方機関に勤務する職員向けの研修を一〇月に人事院本院にて実施しました。また、一二月にも、本府省を対象とした研修の実施を予定しています。公務において、民間人材等にその能力や知見を存分に発揮してもらうためには、こうした府省横断の研修は非常に重要な機会であり、引き続き、研修内容の充実を図りながら、実施してまいります。■研修の受講風景■11

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