資産運用でどのくらいお金が増えるのかまずはNISAから始めるせん。むしろ、最近日本では、お金の価値が下がる「インフレ」が進み、物価高になる傾向が見られます。タンス預金や普通預金のお金は、物価高に追い付けず、保有している資産が相対的に下がってしまいます。託などで資産運用を行うことは有効です。さらに、長期的に資産運用を行えば、大きくお金を増やすことができる可能性があります。自分の資産を守り、育てるために、ぜひ資産運用を始めてみましょう。ど、「やはり損をするのが怖い」となかなかチャレンジすることができないという方もいるかもしれません。そんな方は、実際に、積立投資でどのくらいお金が増えるのか、シミュレーションをしてみましょう。年率五%で積立投資をしたとします。ここでは、「金融庁のつみたてシミュレーター」を使っ物価高に負けないために、株式や投資信資産運用に興味はあるけれ例えば、月三万円を三〇年間て、資産運用シミュレーションを行います。年間五%で運用できたとすると、三〇年後には、投資元本一、〇八〇万円に対し、約二、五〇〇万円までお金を増やすことができました。資産運用では、もうかった利益を再投資することにより、お金が雪だるま式に増えていく「複利の効果」と呼ばれるものがあります。複利の効果は、運用期間が長くなればなるほど効果的です。自分はまだ若いからと敬遠せずに、ぜひ若い方も資産運用について検討してみましょう。初めての資産運用は、少額からでも問題ありません。できるだけ長い運用期間を確保するために、自分ができる範囲(万が一損をしても普段の生活に大きな影響がない範囲)で、資産運用を始めてみましょう。資産運用を行う場合、非課税で投資をすることができるNISA(ニーサ)と呼ばれる少額投資非課税制度を利用するのがお勧めです。資産運用では、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や、受け取った配当に、約二〇%の税金がかかります。しかし、NISA口座を使って取引した場合、税金はかかりません。売価利益や、配当金は、全て受け取ることができます。以前、NISAは、非課税となる期間に制限があったり、投資できる金額に大きな制約がありました。しかし、二〇二四年から制度が変わり、無期限で資産運用を続けることができるようになりました。また、投資ができる非課税投資枠の金額も大幅にアップし、多くの人が利用しやすいように、(金融庁 つみたてシミュレーターから筆者作成)<運用条件>毎月の積立金額 :3万円想定年利回り :5%積立期間 :30年間<運用シミュレーション>運用結果:2497万円(投資元本:1080万円、運用利益:1417万円)<運用シミュレーション結果>27
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