人事院月報 2024年11月号 No.903
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金融機関選びのポイント資産運用商品を選ぶ際の着眼点2.取扱い商品数が多い金融機関を選ぶ多くのネット証券では、現在取扱いがある金融商品の数が公開されています。取扱商品数が多い方が、商品選びの幅も広がるため、お勧めです。また、最近よく購入されている人気商品ランキングが掲載されていたり、商品に関する情報が多い証券会社をチェックしてみましょう。3.ポイント制度に注目する金融機関では、保有している金融商品残高や、取引額に応じて、ポイントがもらえる制度があります。ポイントは、普段の買い物に使えたり、ポイントで投資ができるサービスを行っているケースもあります。自分が普段から利用しているポイントがあれば、資産運用でも同じポイントが活用できる金融機関を選ぶのがお勧めです。次に、資産運用でどのような金融商品を買えば良いかチェックしていきます。特に、初めてNISAで資産運用にチャレンジするという場合は、次のポイントを見ながら商品を選んでいきましょう。1.リスク分散資産運用では、大きな損をするリスクを軽減させるために、分散投資を行うことが大切です。例えば、一つの企業の株だけを保有すると、その企業の業績が悪化した場合、損をすることがあるでしょう。一方、色々な国や地域、様々な業種の企業に分散投資をすることで、一つの株に投資するよりも、リスクを軽減させることが可能です。そして、金融商品の中でも、分散効果が高い商品として、インデックス投資信託が挙げられます。インデックス投資信託とは、500ていきます。1. ネット証券は手間と手数料がかからないの窓口で営業員に相談しながら口座開設を行ったり、運用商品を選ぶことができるというメリットがあります。で全ての手続きを完結することができ、手間暇掛けたくない方には便利です。また、ここでは、金融機関選びのポイントを見対面式の金融機関には、銀行や証券会社他方、ネット証券ではインターネット上対面式の証券会社よりも、ネット証券の方が、一般的に手数料が安く設定されています。非課税で投資ができるNISAの場合、大手ネット証券は、取引手数料が無料となっていることがほとんどです。投資に費やす時間や手間が少なく、特に忙しい方の場合、大きな負担なく資産運用を続けることができるでしょう。日本の東証株価指数やアメリカのS&P(ニューヨーク証券取引所、ナスダックなどに上場しているアメリカの代表的な五〇〇社を選んで算出する)などの主な経済指標と同じような値動きをする商品です。インデックス投資信託は、一般的に、手数料<資産運用を行う金融機関を選ぶポイント>1. ネット証券は手間と手数料がかからない2. 取扱い商品数が多い金融機関を選ぶ3. ポイント制度に注目する<商品選びの際の着眼点>1. リスク分散2. 信託報酬(手数料)3. 証券会社の売れ行きランキング29

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