1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行う。まとめknow/.jlicy/n.jlicy/n .l.tsumhttps://www.fsaitate-simuator/NISAを知るhttps://www.fsagogop/poisa2/p/poisa2/が低く、一つの商品で様々な会社に分散投資がされているという特徴があります。「できるだけリスクを減らしたい」「たくさんの国や地域に分散投資をしたい」と考えている場合、「全世界型」と呼ばれている、世界の様々な国や地域に投資をしている商品を検討してみましょう。界型の他に、先進国型や、新興国型と呼ばれる商品があります。アメリカや日本など、比較的成長が安定していると言われている先進国に投資をしている「先進国型」のインデックス投資信託の方が、ブラジルやインドなど「新興国型」に比べて、ローリスクローリターンと言われています。国にも投資したいという場合は、新興国型のインデックス投資信託に、一方、より着実に利益を増やしたいという場合は、先進国型のインデックス投資信託に投資するなど、自分に合った商品を組み合わせて投資商品を選んでみましょう。2.信託報酬(手数料)が低い商品を選ぶまた、インデックス投資信託には、全世より高い利益を狙って、急成長している商品を選ぶ場合、手数料が低い商品を選びましょう。商品を保有しているだけで、信託報酬と呼ばれる手数料が掛かります。少しでもお得に資産運用を続けるためには、信託報酬を比べて、手数料が低い商品を選ぶようにしましょう。証券会社の商品紹介には、必ず信託報酬が掲載されています。証券会社によっては、手数料の低い順番に商品を並べ替えて検索することができる機能などが付いている場合もあるので、事前にチェックすることが大切です。3.証券会社の売れ行きランキングが上位の商品から選ぶ商品選びに大きなこだわりがないという場合は、現在、投資家から人気の商品を参考にすると良いでしょう。多くの投資家が購入している商品は、流動性が高く、資産も多いので、破産してしまうリスク(デフォルトリスク)が低いと言えます。また、投資家の人気商品は、情報量が豊富です。信託報酬や今までの値段の推移などはもちろん、実際に人気商品に投資をしている人の感想などの情報もあります。特に投資初心者の方の場合、すでに投資をしている人の情報があると心強いでしょう。ただお金を銀行に置いておいても、お金は増えません。むしろ、物価高に追い付けず、資産の価値が下がってしまいます。これからは、自分でお金を運用して自分で増やす時代です。資産運用を始めたいけれど、具体的にどうしたら良いのか分からないという場合は、今回ご紹介したポイントを参考にしながら、金融機関で口座を開設することからスタートしましょう。そして、自分に合った商品を選ぶと良いでしょう。参考金融庁 つみたてシミュレーター金融庁 (したなか・はなえ)Profile下■■■■中 英■■■恵30
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