バズと炎上を考察するバズとはショートムービー型のバズ「buzz」からきています。ハチがブンブSNSは、多くの人々が自身の意見や感情を共有する場としても利用しています。その中で「バズ」と「炎上」は、SNSでよく目にする現象です。組織のSNSにおいては、バズを狙うことに依存せず、真摯に運用することこそが、長期的な成功をもたらす鍵となります。今回はこのバズと炎上について考えていきたいと思います。バズとは、SNSやインターネット上で急速に話題が拡散し、多くの人々の関心を引き付ける現象を指します。語源は英語のンと飛び回る様子から転じて、口コミや噂がざわざわと拡散する文脈で使われるようになりました。一度バズが発生すると、短期間で大量のコメント、シェア、リポストが行われ、情報が瞬く間に広がります。主にシェア機能が優れているXで起こります。企業やブランドにとって、バズは認知度向上や売上増加に直結するため、魅力的なマーケティング手法とされがちですが、偶然に起こることがほとんどで、これを狙って生み出そうとすることは炎上の危険を伴います。ネガティブなバズこそが炎上と呼ばれるものであり、両者は結局は同種の現象だからです。少なからず、情報を目にしたユーザーの中には反対意見の人もいることを忘れてはいけません。の動画プラットフォームにおいて、「ショートムービー」と呼ばれる縦型の短い動画の投稿が、信じられないほどの再生数を出す、新しい種類のバズが発生することが増えてきました。人為的なシェアによる、Xのようなバズではなく、プラットフォームのアルゴリズム、と言われる運用ルールで発生するシステム由来による大量拡散です。これはプラットフォームが、より良い投稿を多くのユーザーに見せよう、とする働きで発生するもので、何気ない日常の動画でも驚くような再生回数を出すことがあります。この動画の大量拡散は、システム内の要Instagramのリール機能やTikTokなどコラム SNS 運用には、計画的な投稿の準備と、コンテンツが欠かせません。 多くの組織がSNSを運用している中で、埋もれないためには、基礎をしっかりと理解し、実践することが重要です。 本コラムでは、連載形式で、SNS 運用の基礎と秘訣について詳しく解説します。人事院 広報プランナー洞田貫 晋一朗31SNS運用の基礎と秘訣②〜バズと炎上を考察する〜
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