一 二 日本とASEANの関係ACCSM+3とはbeing」をテーマにワークショップを開催ell-二〇二三年九月には、日本ASEAN友好協力五〇周年を記念した国際シンポジウムを東京で開催し、ACCSM+3の枠組みにダイアローグパートナーであるオーストラリアを加え、各国の代表者によるプレゼンテーションや議論を通して、各国が直面している数々の人事管理上の課題に対応するための好事例の共有を行いました。また、本年一〇月にも札幌において、「公務におけるワークエンゲージメントとWしました。日本政府としてもASEAN諸国との関係を強化していく方針の下、二〇二三年一二月に東京で開催された特別首脳会議において日本ASEAN友好協力に関する共同ビ行政機関をメンバーとする会合であり、公務員制度・公務員人事管理に関する地域間協力の拡大を目的に一九八一年から活動しています。二〇〇八年からACCSMの会合に日本、中国及び韓国の三か国が招待され、二〇一〇年の「ルアンパバーン宣言」で、日中韓三国を含めたASEAN+3での公務に関する協力推進が合意されました。人事院は、日本の代表としてACCSM+3の枠組みに参画しています。現在、「ACCSM+3行動計画二〇二一︱二〇二五」に基づき、七つの主題分野(※)について各国提案によるプロジェクトを形成・実施しています。(※)七つの主題分野:①eガバナンス、②人的資源管理・人的資源開発、③公務生産性、④グッドガバナンス、⑤公務改革、⑥地方政府能力開発・協力、⑦研究・イノベーション二〇二三年は、日本とASEANの友好協力五〇周年に当たり、この間、人事院は、構築に向けた各種協力を行ってきました。ACCSMは、ASEAN加盟国の中央人事ASEAN諸国における公正な公務員制度の人事院月報 No.904人事行政報告 国際課17 8月5日(月)~7日(水)にブルネイ・ダルサラーム国の首都、バンダル・スリ・ブガワンにおいて、ASEAN加盟国及び+3国(日本、中国及び韓国)の人事行政関係者が集まる、ACCSM(ASEAN Cooperation on Civil Service Matters: ASEAN公務協力会議)+3閣僚級会合及び上級実務者会合が開催され、日本からは人事院より鈴木事務総局審議官(研修・国際担当)(開催当時)、矢島国際課長及び渡辺国際課企画班主査が出席しました。本稿では会合の概要を紹介します。閣僚級会合出席者集合写真ACCSM+3閣僚級会合・上級実務者会合への参加報告
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